岸和田で特別なだんじり見物ツアー
岸和田市では、毎年恒例のだんじり祭りが盛大に行われ、多くの人々が集まります。しかし、車いすユーザーや赤ちゃん連れの方々にとって、見物するのは容易ではありません。この夏、岸和田バリアブレイクプロジェクトは、車いすユーザーにも優しいだんじり見物ツアーを企画しました。
バリアフリーな見物体験の実現
岸和田バリアブレイクプロジェクトは、2014年にさまざまな専門家と地域の方々が集まり発足しました。今年度で10周年を迎えるこのプロジェクトは、地域の祭りを楽しむための多様な取り組みを行っています。特に、車いすユーザーがだんじりの迫力を満喫できるよう、通行に配慮した見物マップを作成しているのが大きな特徴です。
だんじり祭りでは、見せ場である“やり回し”などの迫力あるシーンが多くありますが、混雑した場所では車いすでの観覧が難しいという現実もあります。そのため、このプロジェクトでは、地域らしさを残しつつ、より多くの人に祭りの魅力をEnjoyしてもらえるようにサポートしています。
安全な環境を作り出す
この活動の中心には、祭りを支える市民の皆様の理解と協力があります。プロジェクトでは、トイレの設置や移動経路の整備など、車いす利用者が安心して祭りを楽しむための環境作りに力を入れています。特に混雑する中での移動が不安になる方々にとって、事前に確認しておくことができる見物スポットの存在は心強い要素です。
また、昨今の新型コロナウイルスの影響で、イベントが中断される時期もありましたが、去年から徐々に再開し、年々増えている参加者の数は、この取り組みの重要性を物語っています。
ボランティアの参加を呼びかけ
今年度のツアーは9月13日(金)に開催される予定です。安全に楽しい見物体験を提供するためには、ボランティアの手助けが欠かせません。これを機に、地域の皆様にボランティア活動への参加を呼びかけています。参加されたボランティアの方々には証明書を発行することもあり、コミュニティ活動に貢献する良い機会となるでしょう。
ボランティアとして参加を希望される方や、プロジェクトの詳細について知りたい方は、以下の問い合わせ先までお気軽にご連絡ください:
このプロジェクトを通じて、多くの方々がだんじり祭りの魅力を再発見し、地域の一員として共に楽しむことができるよう願っています。