大阪・関西万博で勝尾寺が世界と繋がる国際イベントを開催

勝尾寺が国際交流の場に

2025年、世界中から注目が集まる「大阪・関西万博」の期間中、箕面市にある勝尾寺が開催した国際交流イベント『#WDC』（World Daruma Challenge）が、盛況のうちに終了しました。今回のイベントは、全世界201の国・地域からの来訪者を迎え、様々な国旗と一緒に記念写真を撮影することで、国際的な交流を促進し、平和の象徴とすることを目的としています。

『#WDC』の目的と意義

『#WDC』は、万博開催期間中に大阪を訪れる外国人観光客と地元の人々が交流し、互いを理解し合うための大切な機会として企画されました。勝尾寺では、各国の観光客がそれぞれの国旗を手に記念撮影を楽しみ、不安を抱えてスタートしたこのプロジェクトが、予想以上の成果を上げることができました。

特に、万博初参加の国々が続々と勝尾寺を訪れ、美しい山門をバックに各国の旗を持っての撮影を行い、楽しい交流が生まれました。それにより、参加国数は4月の148カ国から、最終日には見事201カ国にまで達しました。

南スーダンとの特別な出会い

特に印象的なのは、イベント最終日前日に南スーダンの皆さんを迎えたことです。特にKENT（本間健太郎）氏の協力があって、長時間の会議の後に勝尾寺にお越しいただけました。夜に行われた撮影では、勝尾寺のシンボルであるダルマを持ってのポーズをとり、その瞬間に平和のメッセージが込められました。

SNSでの発信とつながり

このイベントの魅力を最大限に広げるために、勝尾寺の公式インスタグラムでは、参加した国ごとの来訪を毎日投稿していきました。これにより、各国からの参加者がどのように交流を楽しんでいるのか、リアルタイムで発信されました。その結果、参加者同士の交流が深まることにもつながりました。

終了後も続く関係

『#WDC』が成功裏に終了したことで、勝尾寺は今後も国際交流の場としての役割を果たし続けることを目指しています。宗教や国境を超えて、世界中の人々が集まり、それぞれの思いを共有する場所でありたいとの願いが込められたイベントは、これからも継続していく意向です。

勝尾寺の歴史

勝尾寺の歴史は奈良時代に遡り、病からの回復を祈るために清和天皇が訪れたことから始まります。「勝ち」という言葉は、他者に勝つことではなく、自分自身に勝つことの象徴として執り行われている教えです。これにより、勝尾寺は多くの現代の人々に受け入れられ、自分自身の目標に向かって努力する姿勢を育む場所となっています。