桃山建設が新たな拠点「THE GUILD」を発表しブランドを刷新

桃山建設株式会社は、2020年10月より新たなものづくりの拠点「THE GUILD IKONOBE NOISE」を開設し、自社ブランドのリブランディングを実施しました。

1954年の設立以来、注文住宅を専門にしてきた同社は、長年にわたる経験を基に、住宅の機能性だけでなく、地域とのつながりを重視した新たな拠点の必要性を感じていました。新たに掲げたコーポレートスローガン「住むほどに満たされる」は、この理念を体現するものとして設計されています。

「THE GUILD」は神奈川県横浜市都筑区に位置し、もともとは木材倉庫と木材加工場として使われていた施設をリノベーションして生まれました。この場所は、テナント・賃貸住居・作業場の機能を兼ね備えており、「住む」「つくる」「働く」の融合を目指しています。特に、賃貸住宅の住民やテナント入居者、さらには様々な職人が集まり、様々な活動やイベントを通じて地域コミュニティを形成していくことが期待されています。

プランの一環として、1階は賃貸住居やテナント用のオフィス、工房となっており、シェアスペースも完備されています。キッチン付きのシェアスペースは、入居者やゲストが集まる拠点として、多様な活動ができる環境を提供します。さらに、2階にはリノベーションされた住居スペースがあり、居住者はアトリエやワークスペースとして自由に利用することができます。

このような取り組みは、コロナ禍における新しい生活様式に対応するものであり、「住む」と「働く」といった暮らしのバランスを見直す機会を提供します。これにより、住民が持つクリエイティブな才能を最大限に発揮できる場所となることを目指しています。

また、桃山建設は自社ブランドの基盤を支える“桃山スタンダード”という新しい基準も策定しました。これは、設計・施工からアフターメンテナンスまでを一貫して自社で行う体制を前提としており、顧客に高い品質を提供するための指針となるものです。

元々の価値観を大切にしながらも、新たな価値を創造するための拠点として「THE GUILD」は期待が持たれています。同社のリブランディングは、ますます多様化する顧客ニーズに応えるための決意の表れでもあります。

詳細については、桃山建設の新しいコーポレートサイトをご覧ください。
桃山建設新コーポレートサイト

今後の展開としては、2020年9月15日には「THE GUILD」の拠点サイトが開設され、10月16日には建物工事が完了の予定です。入居者の募集は、東京Ｒ不動産を通じて行われるとのことです。地域との連携をさらに深めながら、桃山建設は新たな挑戦に向けて力強く進んでいきます。