ワタミのSDGsへの取り組み
ワタミ株式会社が、持続可能な社会を目指した新たな取り組みを発表しました。その名も、「食品リサイクルループ」です。このシステムは、ワタミの店舗で排出される食品廃棄物を鶏の飼料にリサイクルし、そのおかげで生産された鶏卵を再びお客様に提供するという、画期的なリサイクルの仕組みです。
再生利用の仕組み
具体的には、まずワタミの店舗から出る調理くずや食べ残しといった食品廃棄物が、再生利用事業者である株式会社アルフォの飼料化センターで加工されます。これにより飼料として形を変えた製品は、フィード・ワン株式会社により配合飼料としてまとめられます。そして、その飼料を農業生産者である株式会社タカムラの養鶏場で飼育される鶏に与えられ、その結果として生産された鶏卵は、株式会社八千代ポートリーを介してワタミの店舗に届けられ、再び消費者のもとへと返されます。
食品ロス削減への影響
この取り組みはSDGsが掲げる目標、特に12.3や12.5への貢献として位置付けられており、食品ロスを半減させることを目指しています。ワタミでは、店舗でのコミュニケーションを通じて「食べ切り」や「持ち帰り」の促進を行う他、出てしまう食品ロスについては計量したり発生原因を分析したりしながら、ロス削減に繋げるサイクルを設定しています。
40周年に寄せる感謝祭
2024年5月には創業40周年を迎えるワタミグループは、この取り組みを通じてこれまで支えてくださった皆様への感謝も忘れずに、さまざまな特典や限定イベントなどを予定しています。今後も持続可能な社会に貢献するため、積極的に取り組んでいく姿勢を示します。
対象店舗
新たな食品リサイクルループの実施店舗は、和民のこだわりのれん街大井町東口駅前店を含む25店舗です。これからも地域に根差した活動を展開し、持続可能な食文化の実現を目指していくことでしょう。リサイクルに関心がある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。店舗の詳細は
こちら。
終わりに
ワタミの食品リサイクルループは、食品廃棄物を資源として再利用する革新的な取り組みで、一人一人が食品と向き合う意識を高める重要な一歩です。持続可能な未来のために、私たちも共に考え、行動していきましょう。