「B-Side Incubator」誕生
2024-05-02 10:00:02

音楽アーティストを支援する新たな試み「B-Side Incubator」の全貌とは

音楽アーティストを支援する新たな試み「B-Side Incubator」の全貌とは



最近、一般社団法人B-Side Incubatorが設立され、多くの音楽アーティストへのサポートを行うコミュニティとして期待されています。この団体は、インディペンデントに活動する音楽アーティストを支援するために、インキュベーション、スクール、シンクタンクという3つの柱を通じて、アーティストを取り巻くエコシステムの活性化を目指しています。

立ち上げの背景



2010年代以降、ディストリビューションサービスやSNSの進化により、アーティストはレコード会社に依存せずとも活動を続けることができる環境が整ってきました。その結果、数千万回の再生数を誇るインディペンデントアーティストや大きなイベントに出演するアーティストも増加しています。しかし、近年では音楽に携わるエコシステムの持続可能性が問われる場面も多く、これが新たなチャレンジとなっています。

グラミー賞にノミネートされた音楽プロデューサーのジェイムス・ブレイクは、近年の音楽市場の変化を指摘しており、アーティストに適正な報酬が支払われていない現状を訴えています。この背景から、B-Side Incubatorはアーティストが自律的かつ持続的に活動できる環境を構築しようとしています。

B-Side Incubatorの3つの機能



1. インキュベーション


B-Side Music Incubation Programを通じて、アーティストが理想とする活動の実現に向けた支援を行います。このプログラムでは、法律や契約、音楽プロモーションに関する専門家による指導が受けられ、最大100万円の活動資金を提供する予定です。

2. スクール


B-Side Schoolでは、アーティストが持続的に活動するために必要なスキルやマインドセットを学べる講座を提供します。特に、音楽活動を続ける中で直面する課題に向き合う機会を設けます。

3. シンクタンク


音楽クリエイターエコノミーにおける多様なステークホルダーと協力し、最新のテクノロジーや業界動向の調査を行い、新たな価値創出に寄与します。

団体のフィロソフィー



B-Side Incubatorは「アーティストを意思決定の中心に置く」という理念を掲げ、アーティストファーストのアプローチを実現します。また、音楽アーティストを支える非営利団体としての成長を目指し、持続可能な支援モデルを築くことを志しています。さらに、現代の急速なテクノロジーの変化に対応すべく、実践的なナレッジの提供と長期的なビジョン形成を支援します。

初のローンチイベント



B-Side Incubatorの設立を祝し、2024年5月16日に東京で「B-Side Incubator Launch Party」を開催します。ここでは、プロジェクトの紹介やパネルディスカッションを通じて、アーティスト支援の未来について議論が行われる予定です。入場は無料で、興味のある方々の参加が期待されます。

今後の展望



この新たな試みは、インディペンデントアーティストが持続的に活動できる未来を切り開く大きな一歩となるでしょう。B-Side Incubatorは、音楽の価値を見直し、アーティストの表現活動を支えるためのエコシステム構築に向けて歩み続けます。今後の活動注目の上、ぜひコミュニティの輪に加わってみてください。

会社情報

会社名
一般社団法人B-Side Incubator
住所
東京都品川区中延3-7-14
電話番号

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