サイトスピード改善ツール「Repro Booster」が万博プログラムに参加

サイトスピード改善ツール「Repro Booster」の新たな挑戦

Repro株式会社は、2025年の大阪・関西万博に向けた「TEAM EXPO 2025」プログラムに参加し、その一環としてウェブサイトのパフォーマンス改善を目的とした「Repro Booster」を無償提供することを発表しました。この取り組みは、行政機関が運営するウェブサービスが直面する様々なパフォーマンスの課題解決を目指しています。

背景と課題

近年、自然災害の影響で正確で迅速な情報提供の重要性が増していますが、特に緊急時にはウェブサイトへのアクセスが集中し、表示速度が低下する問題が発生することがあります。これにより必要な情報が遅れ、最悪の場合はサーバーがダウンしてしまいます。こうした課題に対処するために、「TEAM EXPO 2025」では企業や団体が連携し、共創チャレンジを通じて解決策を模索しています。

Repro Boosterの取り組み

Reproは、地方自治体などの行政機関が提供するウェブサイトのパフォーマンス向上を支援するため、以下の取り組みを行います。

1. 無償提供
サイトスピード改善ツール「Repro Booster」の一部機能を無償で提供し、特に有事の際に必要な情報や災害関連情報を迅速に表示するための支援を行います。

2. サポート体制の構築
専門知識がなくても運用可能な仕組みを整え、担当者の負担を軽減します。また、必要に応じて技術支援も行います。

3. 全国47都道府県との連携
特に災害の多い地域を中心に、ウェブパフォーマンスの改善に取り組んでいきます。

目指す未来

この取り組みを通じて、すべての人が地方自治体や行政のウェブサービスを安全に利用できる基盤を整えていきます。災害時においてもスムーズに情報を受け取れる環境を提供し、約3,000のウェブサービスに対するパフォーマンス改善を行う予定です。また、ウェブパフォーマンスの向上が環境負荷軽減やCO2排出量削減にもつながることが期待されています。