人気シリーズの新たな物語
富安陽子の人気シリーズ「妖怪一家九十九さん」に待望の外伝が追加されました。この作品は、2026年の国際アンデルセン賞日本の作家賞の候補に選ばれた富安陽子が手掛けるもので、さらなる魅力が詰まっています。
最新作のあらすじ
今回の外伝では、妖怪一家が新しく手に入れた車でドライブに出かけるという冒険が描かれています。ただし、このドライブは思わぬ事態に巻き込まれます。パパが運転をするものの、車は突然勝手に動き出し、猫の幽霊が関与している様子なのです。
妖怪一家は、ママのろくろっ首をはじめ、パパのヌラリヒョン、おじいちゃんの見越し入道、おばあちゃんの山姥、そして三人の子供たちで構成されています。一つ目小僧、天邪鬼、サトリという個性的な妖怪たちが再び登場し、徐々に物語が展開していきます。物語の舞台であるドロロン村では、人と妖怪が共に暮らす様子が描かれ、彼らの壮大な冒険を通じて人間と妖怪の素晴らしい未来が見えてきます。
作品の詳細
この外伝は「妖怪一家九十九さん外伝猫ユーレイの宝箱」として発売され、著者は富安陽子、絵は山村浩二が担当しています。定価は1,650円(税込)で、発売日は2025年4月18日です。
本書はA5変形判で158ページ、ハードカバーとなっており、ISBNは978465206843です。発行は株式会社理論社が行なっています。詳しい情報は
理論社の公式サイトにてご確認いただけます。
富安陽子と山村浩二のプロフィール
富安陽子は1959年に東京都に生まれた児童文学作家であり、数々の受賞歴があります。例えば、『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会新人賞をはじめ、「小さなスズナ姫」シリーズでは新美南吉児童文学賞を受賞した経歴を持っています。
山村浩二は1964年に愛知県で生まれたアニメーション作家で、東京芸術大学大学院映像研究科教授としても知られています。彼は短編アニメーションの制作において多彩な技法を使用し、受賞歴も多く持っています。
この二人のクリエイターが織り成す新たな物語は、過去のシリーズを愛したファンにとっても、新たな読者にとっても楽しめる作品に仕上がっています。ぜひ手に取って、新たな妖怪一家の冒険をお楽しみください。