鈴木琉胤選手、箱根駅伝とロサンゼルス五輪へ向けた情熱の軌跡
松戸市出身の陸上選手、鈴木琉胤さんは、陸上界でその名を広め続けています。彼は2024年のインターハイで男子5000m決勝で13分39秒85を達成し、日本人最高記録の2位に輝きました。さらに、2024年12月の全国高校駅伝大会では、日本選手最高記録を更新する28分43秒で区間優勝を果たしました。鈴木さんは現在、八千代松陰高等学校で陸上競技部に所属し、早稲田大学への進学を考えています。彼の夢は、箱根駅伝の出場と2028年のロサンゼルスオリンピックでのメダル奪取です。
1. サッカーから陸上へ
鈴木さんは松戸市立小金北中学校に在籍中、サッカー部に所属しながら全日本中学校陸上競技選手権大会の男子3000mで見事優勝しました。その才能が次々と開花し、全国中学No.1ランナーとして注目を浴びると、多くの高校からオファーがありました。その中から八千代松陰高校への進学を決め、彼は本格的に陸上競技に専念することを選びました。
高校1年生の時には全国高校駅伝で4区を任され、3位に導く貢献を果たしました。鈴木さんは、今後の目標として「日本人初の5000m 12分台、10000m 26分台を狙い、LA2028年オリンピックに出場したい」と意欲を燃やしています。
2. 周囲の支えと絆の大切さ
彼の成長には、3人の恩師と数多くの仲間との出会いが大きな影響を与えてきました。走り始めたきっかけはサッカーを勝つための練習によるものであり、自身の名前に込められた「たくましく生きる」という両親の願いも強く影響しています。小金北中学校で陸上競技を始めた仲間たちと共に、彼は共に切磋琢磨しながら成長していきました。
特に岡崎先生との出会いが鈴木さんを陸上の道へと引き寄せ、彼は仲間と共に“走る楽しさ”や“駅伝の魅力”を実感していきます。松戸から通うため、毎朝の早起きは当たり前でしたが、彼を支えた家族や仲間がいてこそ、その苦労を乗り越えられたと語ります。
3. 魅力的な選手としての成長
八千代松陰高校陸上部で3年間指導した大橋監督は、鈴木さんの競技に対する姿勢や能力を高く評価しています。彼は体調を把握し、力感なくスピードを維持できる能力があることから、長距離走においては特にそのうちの技術を発揮する逸材です。また、鈴木さんの努力と実績は周りの仲間をも引き上げる存在となっていると絶賛されており、今後はオリンピック出場を目指す存在になることが期待されています。
4. 駅伝というスポーツの魅力
鈴木さんは駅伝の魅力について「沿道の声援や選手同士の絆が、他のスポーツにはない特別さ」と語る。彼はこれまでの指導者や仲間たちへの感謝の気持ちを忘れず、彼らの支えをもとに今後も横断的に活躍し続けたきいきます。駅伝を通じて得た友情や支えの絆が、一歩ずつ彼を未来へと導いているのです。
5. 明るい未来への目標
現在、鈴木さんは早稲田大学体育会に進学し、箱根駅伝での活躍と2011年以来の総合優勝を目指しています。大学生活では、すぐに結果を求めず、3年後に成果を出せるように焦らずトレーニングを続ける所存です。彼は「早稲田大学競走部のユニフォームを着て、恩返しをしたい」と語り、仲間たちと共に最高の瞬間を迎えることを願っています。
鈴木琉胤選手が描く希望あふれる未来に向けての挑戦は、今まさに始まったところです。