育てる緑の価値
2025-06-18 11:02:14

福岡から発信!「育てる緑」がオフィスにもたらす新しい価値とは

企業の新たな試み、植物を育てることがもたらすオフィス変革



福岡県福岡市に拠点を置く、農園芸に特化したイノベーション企業welzoが面白い実験を展開しました。これは、株式会社ジオクリエイツとタッグを組んで行われた「育てる緑がもたらすオフィス変革」の実証実験です。このプロジェクトの背景には、オフィス内のコミュニケーション不足があり、具体的には西部ガスホールディングスの社内での問題を解決しようとしています。

オフィスの環境とコミュニケーション



実証実験が行われたのは、西部ガス社内のフリーアドレス方式の執務スペースです。この環境では、社員同士の部署間コミュニケーションが不足しているという課題が明らかになりました。そこで、welzoとジオクリエイツは、植物を利用した新しいコミュニケーション促進策を打ち出しました。

実証実験の内容



プロジェクトでは、まず「植物を育てる」という行動がどのように社員のコミュニケーションに影響を及ぼすかを検証しました。具体的には、オフィス内に適した植物を配置し、社員自らが世話をすることで、より積極的な交流が生まれるのではないかと考えました。また、部署を超えての共同作業として収穫可能な野菜の栽培を行うことや、会議室に花や芽が出る球根を配置することで、会話のきっかけを生む狙いもありました。

検証方法


実験には、30名の社員が参加し、「緑がある場合」と「緑のお世話をする場合」の違いを1ヶ月間測定しました。具体的には、アンケート調査に加え、生体データを計測するリストバンドを活用して、社員のコミュニケーションの量や質を測定しました。

実験の結果



実験の結果は非常に興味深いものでした。観葉植物のみを置いた状態と比較すると、植物のお世話をする場合、全体の雰囲気が良いと感じる社員の割合が25ポイントも高まりました。特に「楽しい」「落ち着く」「心地良い」といった感情が強く出ました。
同様に、執務スペースで会話が多いと感じる社員が22ポイント、会話する相手の数が増えたと感じる人は29ポイントも増えました。また、生体データの分析からは、集中度や活動量、リラックス度の向上が認められました。

お客様の声



西部ガスホールディングスの人財戦略部の今長谷大助氏は、「部署内が楽しくコミュニケーションが活性化しているのが実感できました」とコメント。また、事業開発部の宮本晃氏は、「部署内の雰囲気が良くなり、作業の集中度も向上したことがデータで明らかになった」と述べ、今後もこのような施策を続けていく意向を示しました。

未来に向けた展望



この実験を通じて、空間に応じた植物の配置と、社員が自らその世話をすることでコミュニケーションが活性化され、知的生産性の向上が図れることが分かりました。今後、welzoとジオクリエイツは、今回の成果を基にさらなる空間の解析技術と植物を融合させ、さまざまな場所でWell-beingの向上に努めていくと期待されています。

まとめ



この実証実験は、オフィス環境に植物を取り入れることで、コミュニケーションや生産性の向上だけでなく、より良い職場環境形成に寄与する可能性を十分に示しました。welzoとジオクリエイツの次なる取り組みにも、大いに注目です。


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会社情報

会社名
株式会社welzo
住所
福岡市博多区博多駅東1丁目14-3第2サンライト東口ビル
電話番号
092-433-4456

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