Nothingの新技術、Ear (open)の概要
2024年9月26日、ロンドンを拠点とするテクノロジー企業Nothingが初めてのオープン ウェアラブル ステレオ (OWS) イヤホン、Ear (open)を発表しました。この製品は、優れた音質と着用感、さらには周囲の音を意識できる設計が特徴で、革新的なオーディオ体験を提供します。
オープンサウンドテクノロジーの利点
Ear (open)では、オープンサウンドテクノロジーを採用しています。これにより、ユーザーは周囲の環境音を把握しながらも、臨場感のある音楽を楽しむことができます。たとえば、街のざわめきや自然の音を感じつつ、音質を損なうことなく音楽やポッドキャストに集中することが可能になります。この技術には、サウンドシールシステムと指向性スピーカーが組み合わされ、音漏れを抑えてプライバシーを守りつつ、バランスの取れた音場を実現しています。
デザインとイノベーション
Ear (open)は、Nothingのデザイン哲学を忠実に体現しています。スリムで透明感のある外観が特徴で、全体的に美しい造形が際立ちます。片方の重量はわずか8.1グラム、充電ケースの厚さも19mmと、OWSカテゴリーでは最もスリムなデバイスの一つです。このようなコンパクト設計のおかげで、持ち運びも容易で、ポケットに収まるサイズ感です。
快適な装着感
Ear (open)は、一日中快適に着用できるように設計されています。3点バランスシステムとシリコン製のイヤーフックを使って、さまざまな耳の形にフィットするよう工夫されています。この設計により、日常の使用だけでなく、ランニングやサイクリングなどのアクティブなシーンでも安定した装着感を提供します。
高度なオーディオ性能
このイヤホンは、特許出願中のチタンコーティングカスタム振動板を使用し、先進的なオーディオ体験を実現しています。階段状の超軽量ドライバー設計により、音質がさらに向上し、歪みが低減されます。低音の強化も行われており、より鮮やかな高音が楽しめます。また、Bass Enhanceアルゴリズムが搭載され、より迫力のある低音サウンドを実現しています。
長時間使用可能なバッテリー
Ear (open)は、一度の充電で約8時間の連続再生が可能です。充電ケースを利用すれば、最大で30時間の再生を楽しむことができます。外出先でも、10分間の急速充電で2時間の再生が可能です。また、内蔵のClear Voiceテクノロジーにより、悪環境下でもクリアな通話が可能となり、デュアル接続機能がデバイス間のスムーズな切り替えを実現します。さらに、低遅延モードを使用すれば、ゲームや動画視聴においてオーディオ遅延が最小化され、快適な体験が保証されます。
スマート機能の統合
Nothingは、AI技術を日常的なテクノロジー製品に組み込むことを目指しています。Ear (open)ではChatGPTが統合され、ユーザーはハンズフリーでリアルタイムの情報にアクセス可能です。Nothing Xアプリを通じて簡単に設定でき、ボイスコントロール機能を使ってChatGPTにアクセスできます。これにより、どこにいても容易に必要な情報を得ることができます。
購入方法と価格
Ear (open)の予約は9月27日午前10時からjpnothing.techにて開始され、10月1日より税込24,800円で購入可能となります。
Nothingについて
Nothingは2020年に設立され、テクノロジーを楽しいものにすることを目指しています。設立から4年も経たないうちに、若者やクリエイティブな人々に向けた革新的な製品を展開し、アピールしています。これらの製品は持続可能性を重視し、8,000人を超える投資家と協力して開発されており、その中にはTime誌の2022年ベスト発明にも選ばれたPhone (1)も含まれています。