農業と福祉の新しい連携、「やさいサポーターズ」
株式会社KOMPEITOとJAグループの株式会社農協観光が新たにスタートさせた「やさいサポーターズ」は、障がい者雇用の促進と農業支援を同時に実現する革新的な取り組みです。この新サービスは、全国の農業者が直面する人手不足や高齢化の問題を解決するだけでなく、障がいを持つ方々が自身の適性や意欲を生かして働ける場を提供するものです。
農福連携の背景と重要性
現在、日本の農業分野では労働力不足や高齢化が深刻な課題となっています。一方で、障がい者の方々には意欲や生産性の高い方も多く、彼らに適した仕事を提供できれば、双方にとっての利益となります。「やさいサポーターズ」はこのような農福連携を実現し、障がい者が社会で活躍する機会を提供します。
具体的な内容とメリット
「やさいサポーターズ」では、障がい者が農業現場で実際に働く機会を創出し、企業は健康経営を推進する助けとなります。契約した企業は“設置型健康社食®”「OFFICE DE YASAI」を無料で導入することができ、社員の健康をサポートしながら、障がい者雇用の促進にも貢献します。このように、農業と企業の双方に利益をもたらす仕組みを作り上げています。
農業と企業の架け橋
「やさいサポーターズ」では、農業生産現場で収穫された野菜を「オフィスで野菜」の商品材料として使用し、全国の企業の従業員に届けられます。障がい者が生産に関わることで、健康的な食の消費が促進され、企業が持続可能な経営を行うための新たな基盤が築かれます。これにより、企業の社会的責任(CSR)を果たすとともに、障がい者雇用の課題にも取り組んでいくことができます。
KOMPEITOのビジョンと未来
KOMPEITOの代表取締役CEO、渡邉瞬氏は、「農家の方々が作った美味しい野菜をより多くの人々に届け、農業の未来を支える仕組みを作りたい」との思いを原動力にしてこのサービスを立ち上げました。さらに、農業に携わる障がい者を支えることで、農業の人手不足を解消し、社会に貢献できる場を創出することがことが重要と考えています。
今後の展望
「やさいサポーターズ」は今後、全国各地の農業現場と企業をつなぐネットワークを拡大し、製品ラインナップの充実化を図っていきます。このサービスが広まることで、障がい者の働く機会が増えるとともに、農業の新たな担い手を育てる一助となることが期待されています。
最後に
多くの農業者や企業が「やさいサポーターズ」を通じて、農業の持続可能性や障がい者雇用の可能性を広げることができるでしょう。この新しい試みが広がることで、より多くの人々が社会に参加し、豊かな未来をともに築いていけることを目指しています。
詳細情報やサービスに関するお問い合わせは、
OFFICE DE YASAIの公式ウェブサイトをご覧ください。