ピリカ、事業拡大へ
2021-03-15 19:20:05
環境問題解決に挑むスタートアップ企業「ピリカ」、資金調達で事業拡大へ
環境問題に挑むスタートアップ「ピリカ」、資金調達で事業拡大へ
近年、地球環境問題への関心の高まりとともに、持続可能な開発目標(SDGs)やESG投資への注目が集まっています。その中で、環境問題解決に特化したスタートアップ企業の存在が注目されています。
今回、紹介するのは2011年創業の環境スタートアップ企業「ピリカ」です。同社は、ごみ拾い活動を促進するSNS「ピリカ」、画像解析技術を用いたポイ捨て状況調査ツール「タカノメ」、マイクロプラスチックの流出量調査ツール「アルバトロス」など、独自のサービスを提供することで知られています。
ピリカは、この度、第三者割当増資を実施し、更なる事業拡大を目指します。増資の背景には、企業や自治体からのサービス需要の高まりがあります。特に、海洋プラスチックごみ問題への対策は国際的な最重要課題となっており、その解決に貢献するピリカのソリューションへの期待が高まっているのです。
今回の資金調達によって、ピリカは人材採用を強化し、サービス開発や営業網拡大を推進。より効果的な環境問題解決を目指します。出資者には、株式会社メドレー代表取締役社長の瀧口浩平氏も名を連ねています。瀧口氏は、自身の登山経験を通して自然環境問題に関心を高め、ピリカへの投資を決めたとのこと。
瀧口氏からのコメントでは、ピリカの小嶌社長や経営陣への信頼感、そして長期的視点でのソーシャルインパクトの大きさへの期待が述べられています。小嶌社長も、創業以来10年間、環境問題改善に尽力してきた経緯を踏まえ、今回の増資を事業拡大の大きな一歩と捉えています。
ピリカは、「美しい」を意味するアイヌ語が社名に込められた企業です。その社名にふさわしく、美しい地球環境を守るため、今後も積極的な事業展開を続けていくと予想されます。
ピリカの事業内容と今後の展望
ピリカは、ごみ拾いSNS「ピリカ」の運営に加え、画像解析技術を活用したポイ捨てごみ分布調査や、マイクロプラスチックの流出量調査など、多角的な事業を展開しています。
これらの事業を通じて、環境問題の現状把握から具体的な対策まで、幅広いソリューションを提供しています。特に、海洋プラスチックごみ問題への取り組みは、国際社会からの注目を集めており、今後の事業展開において重要な役割を果たすと考えられます。
今回の資金調達によって、これらの事業を更に拡大し、より多くの企業や自治体と連携していくことで、より広範囲にわたる環境問題への対策を推進していくことが期待されます。
まとめ
ピリカは、持続可能な社会の実現に貢献する重要な役割を担っています。その事業内容と今後の展望から、環境問題への関心の高まりと、企業による積極的な取り組みが、より持続可能な社会へとつながる可能性を示唆していると言えるでしょう。今後、ピリカの活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社ピリカ
- 住所
- 東京都渋谷区宇田川町2−1渋谷ホームズ1308
- 電話番号
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