舞台『5月35日』の再演決定
竹下景子が主演を務めた感動の舞台『5月35日』が、2025年8月に再演されることが決まりました。この作品は、小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞した実績を持ち、観客から高く評価されています。再演の舞台は東京都の吉祥寺シアターにて、2025年8月13日(水)から8月18日(月)までの予定です。
チケット情報
チケットは現在、カンフェティを通じて販売中です。公式ホームページや公式X(旧Twitter)でも情報が更新されているため、こちらをチェックしてチケットを手に入れてください。
物語の背景
物語は、北京の民家に住む老夫婦を中心に展開します。2019年、老夫婦の妻は脳腫瘍の末期を宣告され、夫も癌を患っています。二人は、1999年に起こった天安門事件でのひとり息子の死を抱えつつ、何もできなかった自分たちを悔い、人生の終焉を迎えようとしています。余命わずかとなった彼らは、30年間抱えてきた苦しみを捨て、息子の死に向き合うことを決意します。彼らの目標は、息子の命日である6月4日、天安門広場で息子を弔うことです。
受賞歴と作品の意義
この作品は、2019年に香港で初演され、翌年には香港舞台演劇賞で5部門を受賞しました。しかし、その後、中国の国家安全維持法が施行され、香港の民主的自由が脅かされたことで、香港の演劇人たちが抱える抑圧が深刻化しています。この作品は、天安門事件を題材にし、被害者遺族の悲しみと国家への抵抗の姿勢を描いています。2022年にはPカンパニーによって日本初演され、またも小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞しました。
公演概要
- - 公演期間:2025年8月13日(水)〜8月18日(月)
- - 会場:吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町 1-33-22)
- - 出演者:竹下景子、林次樹、小谷俊輔、松永拓野、内田龍磨、山田健太、吉岡健二、千葉綾乃、木村愛子、秋田遥香、池田楓、紙谷宥志、河野芽依 など
- - スタッフ:
- 作:莊梅岩
- 訳:マギー・チャン、石原燃
- 演出:松本祐子
- 美術:杉浦充
- 音楽:日高哲英
- 照明:賀澤礼子
- 音響:藤平美保子
- 映像:浦島啓
- アクション:渥美博
- 歌唱指導:片桐雅子
- ヘアメイク:及川英子
- 舞台監督:大島健司
- 制作:松井伸子
- 企画協力:石原燃
- 企画統括:林次樹
公演スケジュール
- - 8月13日(水)19:00
- - 8月14日(木)19:00
- - 8月15日(金)14:00
- - 8月16日(土)14:00
- - 8月17日(日)14:00
- - 8月18日(月)14:00
※開場は開演の30分前。
※上演時間は約1時間40分です。
チケット料金
- - 一般:6,600円
- - シニア割(65歳以上):5,500円
- - U25割(25歳以下):3,300円
- カンフェティ限定・1,000円割引!
- この機会にぜひお求めください。
※未就学児は入場できません。シニア割、U25割の方は当日、年齢確認ができる書類をご持参ください。
まとめ
『5月35日』の再演は、ただの演劇を超えて、人々の心に深く触れる作品です。老夫婦の切ない物語は、観客に感動と共感をもたらし、観客席に響くことでしょう。チケットは販売中ですので、興味のある方はお早めにご購入を!