海水浴場で安全に楽しむためのポイント
公益財団法人日本ライフセービング協会が行っている2025 WATER SAFETY キャンペーンが、海水浴を楽しむ皆さんに安全行動を呼びかけています。特に、動物や鳥の形をした大型の浮具を使用する際の風の影響について詳しく解説します。
フロートや浮き輪の安全な使い方
海で遊ぶ際に風の強さを気にしたことはありますか?晴れた日でも風が強いと、浮具が海に流されやすくなります。特に、フロートの真ん中に体を入れて浮くスタイルは、水の抵抗が少ないため、あっという間に流される危険性があります。そのため、海水浴の前には、風がどのくらい強いのか、またその向きにも注意が必要です。ビーチに立てられた旗や、周囲の物がどのように動いているのかを観察し、風を確認しましょう。
実証実験とその結果
日本ライフセービング協会が過去に行った実証実験では、強風時に浮具がどのように流されるのか、また転覆した場合の危険性が明らかにされました。これにより、海での浮具の使用に関する危険性を示す貴重なデータが得られています。例えば、大型のフロートが風に流された場合、どのように動くのかを実験し、予想外の事態に備える知識が得られます。
ビーチでの浮具の取り扱い
砂浜に置いてある浮具も強風で飛ばされる可能性があります。そのため、使用していない浮具は、空気を抜いてしまったり、何かに結んで固定する、または重たいものを載せておくなどの対策が求められます。これにより、突然の事故を防ぐことができます。
安全に海を楽しむための五つのチェック
海水浴場での活動を安全に楽しむために、以下の5つのポイントを確認しましょう。
1.
情報を確認: 天気予報を見て、気温や波の高さ、風の強さ、注意報などを事前にチェックします。
2.
周知する: 誰とどの海に行くのかを家族に伝えておきましょう。
3.
装備を整える: UV対策として日焼け止めやサングラスを持参し、また、しっかりとしたライフジャケットを着用することが大事です。身体に合ったものを選び、正しく装着しましょう。
4.
観察する: 海に到着したらすぐに泳がず、しばらく海の状態を観察します。波の状態や風の向きを確認し、危険区域に注意をはらいましょう。
5.
利用する際の注意: お子さんがいる場合、必ず目を離さずに一緒に遊び、周囲を常に意識しましょう。入水する際には大人が深い方で見守り、飲酒後の入水は絶対に避けることが重要です。
Water Safety アプリを活用しよう
最後に、「Water Safety」アプリをご紹介します。このアプリは、ライフセーバーのいる海水浴場の情報、津波情報、さらには安全に関する知識を学ぶことができる貴重なリソースです。海に行く際には、ぜひダウンロードしておきましょう。
参考リンク