自宅で手軽に経験できるオンラインインターンシップの魅力とは

自宅で手軽に体験できるオンラインインターンシップ

新型コロナウイルスの影響により、対面式のインターンシップが困難となる中、多くの企業がオンライン形式でのプログラムを展開しています。その一環として、株式会社マイスターエンジニアリングが実施するオンラインインターンシップは、参加者に新たな職場体験を提供します。今回は、その特長や提供されるコース内容について詳しくお伝えします。

オンラインインターンシップの背景

近年、インターンシップへの参加希望者は増加しており、多くの企業が積極的に実施を行っています。しかし、コロナウイルスの影響で従来の対面型プログラムが難しくなったため、マイスターエンジニアリングでは、自宅から参加できる新しい形式のインターンシップを導入しました。これにより、地方に住む学生たちも参加しやすくなりました。

実習主体のカリキュラム

同社のインターンシップが他と一線を画すのは、そのカリキュラムにあります。座学中心の説明ではなく、実際に手を動かしながら学ぶ実習主体のプログラムが提供されています。若手の社員が講師となり、リアルな業務に近い内容を体験できることで、学生たちが将来の職業を具体的にイメージできるようになります。

各コースの紹介

このオンラインインターンシップでは、以下の4つのコースが設けられています。それぞれのコースでは独自の「体験キット」が用意されています。

1. 機械設計コース

このコースでは、実際のカップ麺の上蓋検査機の仕様変更に伴うブラケット設計変更を体験します。コストについても考慮されており、グループでの発表も行われるため、実践的な技術力とプレゼンテーション能力を磨く機会となります。

2. フィールドエンジニアコース

参加者には、事前に配送された写真キットを使って業務体験を実施します。この中には、PLCの配線や動作確認、バグの原因調査など、実際の業務に近い作業が含まれており、グループで課題を解決していく形式です。

3. 組込みソフトコース

このコースでは、パソコン上のシミュレーターを利用してArduinoを用いた電子回路の作成を行います。プログラミングを体験する中で、実際の環境での課題に取り組む能力が養われます。

4. 生産技術コース

最後に、生産技術コースでは、顧客への説明を想定したデザインレビューを行い、性能や信頼性などの観点から問題点を検討するプロセスを体験します。様々なシナリオを通じて、実務で必要な思考プロセスが学べます。

参加概要

あらゆるコースはオンラインで実施され、カメラ付きのパソコンから参加可能です。開催日程も異なり、詳しい日時は公式サイトでチェックすることができます。

株式会社マイスターエンジニアリングの成り立ち

1974年に設立された同社は、最初は建物の設備管理に従事していましたが、1980年代からメカトロ分野に進出し、現在は半導体、自動車、医療機器、産業インフラなどの最先端分野で技術サービスを提供しています。その技術の集積を活かし、次世代への技術者育成に力を入れています。

まとめ

マイスターエンジニアリングによるオンラインインターンシップは、多様化する職業体験の形を示す一例です。自宅に居ながら、手を動かしながら学ぶことができるこのプログラムは、今後のインターンシップの在り方を変える可能性を秘めています。新しい形の経験を通じて、未来のエンジニアを目指す学生たちにとって、貴重な体験となることでしょう。