内館牧子の歌エッセイ
2022-03-02 15:48:24

内館牧子が描く日本の心と歌の情景、エッセイ集が登場!

内館牧子のエッセイ『消えた歌の風景 PART1』がついに発売



内館牧子氏が手がけた新しいエッセイ『消えた歌の風景 PART1─懐かしい21の童謡・唱歌』が2022年3月2日にリリースされました。この本は、私たちの心の中に映し出される温かい歌の数々とその背後にある日本の美しい風景を再確認する機会を提供します。

震災を超えて歌がもたらすもの


本書の中で内館さんは、東日本大震災によって影響を受けた地域を思い浮かべながら、「見てござる」や「故郷の空」などの歌に対する強い思いを表明しています。また、日本の春の美しさを象徴する「朧月夜」や、卒業の際に歌われることが少なくなった「仰げば尊し」について深い考察がなされています。「歌を通して知る数々は、私たちを優しく豊かにする。」という彼女の言葉は、歌の持つ力を再認識させてくれます。

失われる童謡の風景


内館さんは、祖父母や両親から教わった多くの童謡や唱歌が忘れ去られてしまっている現実に危機感を抱いています。学校で唱えられていたこれらの歌が、徐々に消えつつあることへの懸念が伝わってきます。しかし、彼女はそれを止めるために、これらの歌への思いや、日本人の心を丁寧に描写していく意義を感じているのです。四季折々の美しい風景がこれらの歌と共に意識に甦る瞬間がこのエッセイには詰まっています。

美しいイラストに彩られた心温まる一冊


本書はオールカラーで、歌詞に加え、歌の情景を描いたイラストも楽しむことができます。服部奈々子氏による挿絵は、内館さんの文章に生き生きとした色合いを与え、読む楽しみを倍増させてくれます。心に響く日本の歌がもたらす感動とともに、古き良き風景が視覚からも感じ取れるこのエッセイは、一人一人の心に深い印象を残すことでしょう。

日本人の生き方を反映した歌


内館さんが取り上げる童謡や唱歌は、ただの歌ではなく、日本人が大切にしてきた文化の一部です。彼女は、このエッセイを通じて、おそらく明るい未来を信じ、どんな状況でもひたむきに生きてきた日本人の生き方を温かなまなざしで描いています。これらの歌は、世代を超えて大切に受け継がれていくべきものであります。

著者について


内館牧子さんは、1948年に秋田市に生まれ、東京で育ちました。脚本家としての道を歩き始めたのは1988年。彼女の作品は多岐にわたり、小説やエッセイも執筆しており、特に「ひらり」や「毛利元就」などのテレビドラマは多くのファンに愛されています。大学院での大相撲研究を通じて、さまざまな視点が彼女の作品に反映されています。

本書は、消えゆく童謡や唱歌の景色を取り戻すため、ぜひ読んでいただきたい一冊です。私たち自身の心の中に眠る日本の美しさと優しさを再発見し、歌を通じて日本人の生きる力を感じてみませんか?

会社情報

会社名
清流出版株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町3-7-1ニュー九段ビル2階
電話番号
03-3288-5405

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