ユニクロが難民支援
2021-06-17 15:00:03
世界難民の日にユニクロが難民支援を強化、エアリズムマスク200万枚寄贈
世界難民の日に寄贈されるエアリズムマスク
6月20日は「世界難民の日」です。この日、株式会社ファーストリテイリングは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共に、約200万枚のユニクロ製「エアリズムマスク」をアフガニスタン、イラン、バングラデシュ、パキスタン、ミャンマーの5カ国の難民および国内避難民に寄贈することを発表しました。この寄贈に加えて、2月末から進めている南米・中東5カ国への約100万枚の寄贈も合わせれば、合計でおよそ300万枚のマスクが提供されることになります。
これらのマスクは特に脆弱な環境に置かれている難民の子どもたちを中心に配布されています。新型コロナウイルスの影響が続く中、ファーストリテイリングは難民や国内避難民の教育支援についても重視しており、10万米ドルをUNHCRに寄付することを決めました。
サステナビリティ施策の拡充
ユニクロは、6月17日にサステナビリティに関する特設ページを開設し、世界22の国と地域でSNSを通じてUNHCRとのパートナーシップや難民の現状について情報を発信します。ファーストリテイリングの代表である柳井正氏は、企業が持つリソースを活用し、社会に貢献することの重要性を強調しています。国連難民高等弁務官のフィリッポ・グランディ氏も、モデルの重要性と共に安全確保には全体の協力が必要であると述べています。
難民支援の現状
世界では多くの難民が医療や公衆衛生サービスが不足した環境で生活しています。特に、私たちが直面している新型コロナウイルスのパンデミックにより、ワクチン接種が進まない状況での生活は、感染のリスクを高めています。そのため、ファーストリテイリングが提供する「エアリズムマスク」は、感染症対策として特に重要な役割を果たしています。
ファーストリテイリングは、UNHCRとのパートナーシップを通じて難民の自立支援を目指し、教育や就業のプログラムを推進しています。また、難民が自らの技術を生かして生計を立てる支援として、UNHCRが立ち上げた「MADE51(メイド フィフティーワン)」というブランドにも協力しています。このブランドは、難民が作った手工芸品を世界市場に展開することを目指しています。
これからの取り組み
さらに、グループブランドのジーユーは顧客から不要な服を回収して、必要とする人々に届ける活動を行っています。Theoryというブランドでは、特定の期間に10,000円以上のお買い物をしたお客様に難民の方が制作したタッセルをプレゼントすることで、自立支援につなげる取り組みも行っています。
ファーストリテイリングは、今後も難民支援活動に力を入れ、サステナビリティへの取り組みを一層強化していく方針です。私たちの支援が、少しでも多くの難民の生活改善に役立つことを願っています。
会社情報
- 会社名
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株式会社 ファーストリテイリング
- 住所
- 山口県山口市佐山10717-1
- 電話番号
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