アジャイル開発のさらなる刷新に向けて
レバレジーズ株式会社が展開するクラウドベースのSaaS「agile effect(アジャイルエフェクト)」が、アジャイル開発に関連する新機能「DevOps分析」を導入しました。この機能は、特にソフトウェア開発の現場において、開発プロセスの効率化を促進するものです。
DevOps分析機能がもたらす変革
現在、ソフトウェア開発の現場ではAI及び自動化ツールが広く活用されており、開発速度が大幅に向上しています。しかし、その一方で「AIの導入によってどの工程に効果が表れているか」「開発におけるボトルネックはどこなのか」といった具体的なデータを把握することが難しい状況です。これが、経営と現場の両方の課題として浮かび上がってきています。
このような背景のもと、GoogleのDevOps Research and Assessment(DORA)プロジェクトを元にした指標である「Four Keys」や、サイクルタイム分析の必要性が高まっています。これらの指標を可視化することにより、経営陣はAI投資のROIを正確に把握し、現場はプロセスのどこに改善が必要かを特定することが可能になります。
agile effectの新しい取り組み
「agile effect」は、GitHubと連携することで開発メトリクスを自動的に収集し、数回のクリックで可視化することを実現しました。これにより、エンジニアがAIと協力しながら進む新時代に適した、持続的な改善とAI活用が可能です。
主要機能とその利点
Four Keys分析
1.
デプロイ頻度: 新機能や改善がどれほど頻繁にリリースされているかを測定します。
2.
変更のリードタイム: コード変更が環境に反映されるまでにかかる時間です。
3.
変更障害率: リリースによって生じた障害の割合。
4.
障害復旧時間: 障害発生から復旧までに要する時間。
これらの指標は、チームが自身の開発健全性を客観的に確認する助けとなります。障害率が高ければテスト工程の見直し、リードタイムが長ければデプロイプロセスの改善へとつなげることができます。
サイクルタイム分析
サイクルタイム分析では、タスクが「着手」から「リリース」までの過程を視覚化し、各工程にかかる時間を明確にできます。これにより、特定のプロセスにおけるボトルネックが明らかになりやすくなります。例えば、レビュー待ちでの停滞など、具体的な課題を可視化することで改善策を講じやすくなります。
15日間の無料トライアル
「agile effect」は、より多くのユーザーにその効果を実感してもらうために、15日間の無料トライアルを提供しています。契約期間の縛りもなく、すぐに利用開始できるのが魅力です。詳細は公式サイトを参照してください。
結論
アジャイル開発の未来は「agile effect」によってさらに加速されることでしょう。開発プロセスの見える化は、チームの生産性向上やエンジニアの体験を改善し、経営判断の質を高めるキーとなるでしょう。これからのアジャイル開発がどのように進化していくのか、目が離せません。