スタートアップ企業ジザイエが甲府市とのマッチング事業に参加決定

ジザイエ、甲府市との新たな取り組みがスタート

今般、株式会社ジザイエが山梨県甲府市が主催する「市内企業とスタートアップ企業のマッチング事業」に参加することが決定しました。ジザイエは、東京都千代田区に本社を置くスタートアップ企業で、遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を展開しています。

甲府市は、山梨県の県庁所在地として、伝統的な宝飾産業や食品加工、精密機器、電子部品など多様な製造業が集まる中核都市です。首都圏からのアクセスも良く、自然と都市機能が絶妙に調和したコンパクトシティとしての魅力がある一方で、少子高齢化や若者の流出、人手不足、事業承継の難しさといった素朴な課題も抱えています。これに対処すべく、甲府市では地域企業の成長を支援するための数々の取り組みを進めています。

近年、甲府市内ではデジタル技術や新しい働き方の導入が期待され、スタートアップ企業との連携を通じて、新たな産業基盤の育成が進められています。本マッチング事業は、甲府市が掲げる「スタートアップとの共創による市内産業のイノベーション創出」というビジョンのもと、全国のスタートアップと地域の企業との協力を支援するものとされています。

ジザイエは、甲府市内の企業と共に、遠隔就労技術を用いたデジタルトランスフォーメーションの推進や、地域の高齢化や人材不足といった課題の解決に取り組むことが期待されています。その手段として、同社の「JIZAIPAD」は高精細で低遅延の映像伝送を実現するプラットフォームであり、建設や製造、インフラ、災害復旧などの現場で効果的な遠隔操作や点検業務が行えるよう支援します。また、この事業を通じて地域中小企業へのDXソリューションの提供にも力を入れる考えです。

代表取締役 CEO 中川純希のコメント

「甲府市のような地域中核都市における産業課題は、日本全体にとっても重要なテーマです。当社の遠隔技術が地域企業の生産性向上や人材の課題解決につながることを全力で期待しています。現場からの共創を通じて、地域課題の解決と新たな産業モデルの構築を目指していきます。」

今後の展開

ジザイエは、今後数ヶ月をかけて甲府市及び市内企業と連携し、現場での実証実験や課題の抽出、サービスの創造に取り組む予定です。また、これらの取り組みの成果については、甲府市が主催する成果報告会や広報活動を通じて随時発信していく計画です。

ジザイエの企業概要

ジザイエは2022年11月に設立され、「すべての人が、時空を超えて働ける世界へ」を企業のミッションとして掲げています。遠隔就労支援プラットフォームの「JIZAIPAD」は、独自の映像圧縮伝送技術を駆使し、通信環境が不安定な現場でも高精細・低遅延の映像を提供します。これによって物理的な制約から解放され、さまざまな業務の幅が広がることが期待されています。