新たなエコライフを実現するためのイノベーション
株式会社イーコス(以下、イーコス)は、野村不動産が推進する新しい複合施設「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」(2025年開業予定)に、同社の廃棄物管理クラウドサービス『エコロジネットプラス』を導入しました。これは、環境意識の高まりと持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩です。
当施設は、オフィスやホテル、商業施設から構成される大規模なプロジェクトで、各入居企業から多様な廃棄物が発生します。イーコスは、廃棄物の種類や量を正確に把握し、効率的な廃棄物管理を行う必要があると認識し、えの導入を決定しました。これにより、各入居者が出す廃棄物をリアルタイムで把握できるようになり、施設全体の廃棄物管理の負担が大幅に軽減されます。
エコロジネットプラスについて
『エコロジネットプラス』は、全ての事業者向けに設計された廃棄物管理クラウドサービスです。このサービスを利用することで、廃棄物情報を一元管理し、業務の効率化が図れます。さらに、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターが提供する『JWNET』との連携により、電子マニフェストの運用も可能となります。
導入の背景
「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」は、さまざまな業種の企業が集まる場所として計画されています。各企業が廃棄物をきちんと管理し、削減していく必要があります。イーコスは、株式会社首都圏環境美化センターと協力し、電子マニフェストの導入を進め、効率的な運用を目指しました。
導入のメリット
1. ### 廃棄物処理の従量課金制
大型複合施設では、廃棄物処理費用が固定費で徴収されることが一般的です。これにより、利用者が廃棄物削減に対する意識を持ちにくいという課題がありました。しかし、エコロジネットプラスの導入により、入居者ごとの廃棄物排出量が見えるようになり、実際の排出量に応じた課金が実施されることによって、経済的なメリットも生まれます。
2. ### 電子マニフェストの運用効率化
電子マニフェストを利用することで、年間約20万枚の紙伝票が削減できます。廃棄物の計量データも直接電子マニフェストに反映されるため、業務の効率化がはかれます。
3. ### 廃棄物データの可視化
各入居者ごとの廃棄物データが可視化され、収集運搬業者や処理業者の情報、GHG排出量のデータも一元管理することができます。これにより、サステナブルな取り組みが進めやすくなります。
運用方法
廃棄物は共用ゴミ庫で計量され、その計量データはエコロジネットプラスに取り込まれます。JWNETとの連携により、電子マニフェストが自動登録され、管理者や入居企業はアカウントを通じてデータを簡単に確認できます。
今後の展望
イーコスは、ダッシュボード機能の開発や、さらなる計量機との連携を進め、より多様な業態に対応した廃棄物管理の効率化を図る計画です。この取り組みが、東京のベイエリアにおける持続可能な社会への貢献に繋がることに期待が寄せられています。
会社概要
イーコスは東京都千代田区に本社を構え、廃棄物管理システムの開発・運用を担っている企業です。施設内の廃棄物処理効率を改善し、環境に優しい社会の実現に取り組む姿勢が評価されています。
結論
『エコロジネットプラス』の導入によって、BLUE FRONT SHIBAURA TOWER Sは廃棄物管理の新しいモデルケースとなることが期待されます。環境に配慮したライフスタイルの促進は、未来への大きな一歩です。