日本橋髙島屋S.C.の新たな試み「AQUARIUM」
日本橋髙島屋S.C.本館が新たなインスタレーション作品を披露します。この作品は、滋賀県大津市の炭酸デザイン室によって手掛けられた「AQUARIUM」です。2026年6月14日(日)から7月13日(月)までの期間、日本橋髙島屋S.C.本館1階の正面ウィンドーで展示されます。
「AQUARIUM」は、髙島屋が実施するプロモーション「感じる!聞こえる!夏のオノマトペ」の一環として制作されました。色とりどりのテキスタイルやフェルト作品を用い、ショーウィンドーはまるで本物の水族館のような空間へと変貌します。この展示は、訪れた人々に夏の涼しさと美しい光景を提供することを目的としています。
「AQUARIUM」のコンセプト
この作品は、すべての生命が海から生まれるというテーマを持っています。海の生物たちが流れる潮の中でそれぞれの記憶を抱えながら生きているさまを、美しい青の光で表現しています。生命の営みが生まれ育つ姿を、優雅に泳ぐ生き物を通じて描いています。
テキスタイルデザインの工夫
ショーウィンドウは「海の中」をテーマにしています。炭酸デザイン室では、いくつかの素材とプリント技術を巧みに組み合わせて、この表現を実現しました。まず、最初の層には高透明度を持つメッシュ素材を使い、DTFプリント技術により海の生き物が泳ぐ様子を表現します。次の層では、透け感のあるオーガンジー素材に昇華転写プリントを施し、生き物の影や海流を再現しました。さらに、サテン素材で海の深さを表現し、重なる層によって透明感と奥行きを生み出しています。
また、前面と背面にはウール素材を用いて手作業で作られた大型のフェルト作品が配置され、立体感を与えています。これにより、まるで海中にいるかのような体験ができます。
環境への配慮も重要視されています。この作品では、水の使用量を抑えた染色プロセスを採用し、新しい技術と環境保護を両立させています。
炭酸デザイン室の実績
炭酸デザイン室は2014年に水野智章と若菜によって設立され、東京造形大学のテキスタイルデザイン専攻を卒業後、それぞれ大学院での修士課程を修了し、さまざまな企業とコラボレーションを展開しています。そのデザインはLUSHやSHISEIDO、ISSEY MIYAKEなど多岐にわたります。また、独自のテキスタイルブランド「TANSAN TEXTILE」の運営も行い、国内外で数多くの作品を発表してきました。
まとめ
日本橋髙島屋S.C.本館での「AQUARIUM」展示は、色彩豊かなテキスタイルと環境への配慮を兼ね備えた新しいアート体験を提供します。この展示を通じて、訪れる人々が涼を感じ、海の神秘に触れることができるでしょう。ぜひ、夏の特別な期間に足を運び、この独創的な作品を体験してみてください。
【リンク】
炭酸デザイン室のHP
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クレジット
アートディレクション・テキスタイルデザイン・テキスタイルディレクション・フェルトデザイン:炭酸デザイン室
プリントテクニカルサポート:株式会社ミマキエンジニアリング
施工:株式会社ノムラメディアス
クライアント:株式会社髙島屋