川尻善昭監督の悲劇的名作『バンパイアハンターD』25周年記念上映

映画『バンパイアハンターD』全国リバイバル上映決定

川尻善昭監督による名作『バンパイアハンターD』が製作25周年を迎え、オリジナル日本語バージョンでの全国上映が行われることが決まりました。上映日は2025年2月28日（金）からの1週間限定で、全国62館での公開です。この機会に、劇場の大画面で堪能できるチャンスが訪れました。

『バンパイアハンターD』の魅力

本作は、菊地秀行の人気小説シリーズを原作とし、アニメーションらしいスタイリッシュさと、印象的なゴシックホラーのビジュアルで構築されています。物語は、吸血鬼によって誘拐されたエルバーン家の令嬢シャーロットを救うため、バンパイアハンターのDとバウンティハンターたちが、超能力を持つ悪党たちと壮絶な闘いを繰り広げるというものです。

監督の川尻善昭氏は、作品を通じて数多のクリエイターに影響を与え、現在でも高く評価されている逸材です。このリバイバル上映では、かつて劇場未公開だったオリジナル日本語バージョンが楽しめます。今回の上映は、豪華声優陣による熱演で構成されており、田中秀幸、永井一郎、山寺宏一、林原めぐみといったメンバーが参加。ファンにはたまらない内容となることでしょう。

オリジナル日本語バージョンの重要性

『バンパイアハンターD』は、2000年にアメリカでの先行公開後、日本国内でも英語版のインターナショナルバージョンとして劇場公開されていました。しかし、今回の上映によって、日本独自のオリジナル版が公開されるのは初めて。これにより、声優による言葉の魅力や演技力が発揮され、より深い体験ができるでしょう。

高画質リマスター版Blu-rayも登場

さらに、Blu-rayも販売されることが決定しました。このリマスター版は、35mmオリジナルネガフィルムの最新フィルムスキャン技術を駆使して作成されており、作品本来の美しい映像と共に、未来的な世界観が忠実に再現されています。発売日は2025年3月26日（水）。この特別なコレクションは、映像美だけでなく、音声品質にもこだわった仕上がりで、ファンは発売を心待ちにしていることでしょう。