2026年特殊詐欺の新しい傾向
トビラシステムズ株式会社は、2026年1月の特殊詐欺およびフィッシング詐欺に関する独自調査レポートを公開しました。この調査は、詐欺電話や詐欺SMSの現状を把握し、社会におけるこれらの犯罪を減少させることを目指しています。以下に、その詳細を紹介します。
調査の概要
調査は2026年1月に行われ、以下の重要な傾向が見られました。
- - 携帯電話番号を使った詐欺電話は減少しましたが、国際電話番号からの着信は増加しています。
- - 特定の金融機関を装った自動音声による詐欺電話が増えました。
- - 詐欺SMSの手口は多様化し、さまざまな業種やサービスに悪用されています。
- - 特に、「ニセ警察詐欺」の影響で特殊詐欺被害額が過去最悪の水準に達しました。
詐欺電話の動向
2026年1月の調査では、トビラシステムズが定めた迷惑電話番号データベースに新たに登録された詐欺電話について分析しました。結果、携帯電話番号を使った詐欺電話の割合は16.1%と減少したものの、国際電話番号からの不審電話は67.2%に増加しました。この現象は、特に北米からの着信が多かったことを示しています。
さらに、特定の金融機関を騙る自動音声による詐欺電話も増えており、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などが標的にされるケースが確認されました。このような詐欺電話は、金銭的な被害を引き起こす可能性が高いため、十分な注意が必要です。
詐欺SMSの現状
2025年と比較して、2026年において詐欺SMSの悪用業種が多様化しています。特に、IT・テクノロジー関連の業種をかたる詐欺が25.8%を占めており、次いでSNS・コミュニケーション関連(17.2%)が続いています。この背景には、生成AIの進化があり、リアルに見える詐欺文が簡単に生成できることが影響していると考えられています。
また、「Apple」や「WhatsApp」、「日本郵便」などの名をかたる詐欺SMSも引き続き多発しています。企業やブランドが名を借りる手法が巧妙化しており、詐欺の危険性が高まっています。
特殊詐欺被害の深刻な事態
最近の警察庁のデータによると、令和7年の特殊詐欺による被害総額は1,414億円と過去最悪を記録しています。特に「オレオレ詐欺」が最も多く、その内訳では警察官を名乗る「ニセ警察詐欺」が大半を占めています。若い世代においても被害が増えており、特に20代、30代での認知件数が前年比で4倍に達しています。
このような傾向は、恐怖やパニックにより冷静な判断を欠く場面が多く見受けられるため、注意が必要です。多くの人が権威ある存在である警察官に対して心理的に揺さぶられやすいことが要因として挙げられています。
対策と今後の取り組み
トビラシステムズは、特殊詐欺やフィッシング詐欺の撲滅を目指し、情報収集とデータベースの構築を行っています。迷惑電話や詐欺SMSの対策として、以下のような行動を推奨しています。
- - 「お金」や「キャッシュカード」の話をされたら詐欺の可能性を疑い、直ちに電話を切ること。
- - 警察官からの連絡がメッセージアプリやSNSで来ることはないため、そのような電話については慎重に対応しないこと。
- - 不審に思ったらすぐに信頼できる人や最寄りの警察署に相談すること。
詐欺SMSについては、リアルタイムの情報を提供する「詐欺SMSモニター」を通じて最新情報を確認可能です。
トビラシステムズの概要
トビラシステムズは、テクノロジーを通じて社会課題の解決に取り組む企業です。特殊詐欺やフィッシング詐欺の撲滅を目的としたサービスを展開し、毎月約1,500万人から利用されています。今後も社会の安全を守るため、さらに効果的な対策を講じていくことが期待されます。