株式会社JTBは、ゴーウェル株式会社と共同で新たな外国人材採用を支援するRPO(リクルートメントプロセスアウトソーシング)プランを立ち上げました。この提携は、言語や文化、価値観の違いを乗り越えて、世界中の多様な人材を企業にもたらすことを目的としています。具体的には、ゴーウェルが外国籍の採用における全プロセスをサポートし、企業のグローバルな採用体制を構築する役割を担います。
近年、JTBグループは、観光産業メディアの買収や国際的な展開を進めており、これまでの枠を超えた人材戦略を実施しています。特に、新卒と中途採用を問わず多様な人材が活躍できる環境を整え、持続的な企業成長を目指しています。
JTBが求める『グローバル人財』は、国や文化、価値観を越えた人材であり、異なるバックグラウンドを持つ仲間と共に新たな成果を生み出すことを目指しています。また、新卒向けには「グローバルコース」を設立し次世代のリーダーを育成する方針を定めました。
この取り組みを実現するためにゴーウェルは、10,000社以上の実績を持ち、特に多国籍人材が活躍できる環境創出に精通しています。そのため、JTBグループとゴーウェルの連携は、互いにとって非常に価値のあるものです。双方の理念が一致し、DEIB(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン・&・ビリーフ)の進展に寄与することが期待されています。
JTBの常務執行役員である大八木勢一氏は、「外国籍の人財の受け入れは、単なる採用に留まらず、多様なバックグラウンドを持つ人財との共創を通じて、企業文化の核心を形成するべきだ」と語っています。
一方、松田秀和社長は、「JTBのような企業がグローバル展開と人材戦略を同時に進める意味は大きく、採用は文化を創る出発点です」とコメント。また、彼は、社会全体のアップデートに寄与する意義を強調し、これからの道筋を示唆しました。
今後は、JTBグループが新たな国際的コミュニケーションを進める中で、多様な人材との交流をさらに深められると確信しています。本提携を通じて、世界を舞台にした人材の採用や育成を加速し、企業の成長を支える基盤を強化していく方針です。多様なバックグラウンドを持つ人材との出会いが、JTBグループの未来を切り開く原動力となるでしょう。