AAAメンバー與真司郎が明かす新たな挑戦とカミングアウトの真意

J-POP界の人気アーティスト「AAA」のメンバーである與真司郎が、活動休止を経て新たな挑戦を示しました。2023年6月、彼は約20年間のエイベックス・マネジメント社との契約を終え、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を移し、ソロアーティストとしての準備を進めていました。

そして、2023年に日本へ帰国し、ファン向けのイベント「與真司郎 announcement」を開催。この特別なイベントでは、約1,800名のファンが集まりました。與真司郎はその場で、自身がゲイであることを勇気を持ってカミングアウト。

カミングアウトに至るまでの彼の葛藤は深く、自己受容の過程や、家族や友人、そしてファンへの思いを語りました。彼はこの決断が、周囲の人々にとっても勇気の一助になればと願っています。

このイベントは、その後の新曲「Into The Light」の発表と共に行われました。この楽曲は、自身のストーリーを鮮明に表現するために制作され、海外でも評価の高いシンガーソングライターのWrabelと、著名な作曲デュオAfterhrsによって書かれました。「Into The Light」のミュージックビデオでは、與真司郎が人生で感じてきた暗闇や孤独、そして受容の喜びを見事に表現しています。

與真司郎はまた、日本がG7の中で唯一、LGBTQ+に関する法的な保護が整備されていないという現実に触れ、彼自身の経験が社会における包摂性の促進に寄与することを願っています。この楽曲の収益の一部は、LGBTQ+当事者を支援するNPO団体へ寄付される予定です。

イベントでは、與真司郎の人生に関するドキュメンタリー制作の発表も行われました。このドキュメンタリーには、アカデミー賞を受賞したプロデューサーが参加し、期待が高まっています。

與真司郎は、J-POPとしての活動に留まらず、自身の人生観を広く表現する活動にも意欲を見せています。特に、自身のブランド「446 - DOUBLE FOUR SIX -」を通じて、多くの人々に影響を与えたいと考えています。

彼は過去に出版した書籍『すべての生き方は正解で不正解』を通じて、メンタルヘルスに関する貴重なメッセージを発信し、心の健康を重視する視点を提供しています。

與真司郎の今後の活躍に期待しつつ、彼自身がどのように自らの人生を進化させていくのか、見守っていきたいと思います。新曲「Into The Light」は、彼の新たなスタートを象徴する音楽となることでしょう。