日本テトラパック、ぼうさいこくたい2025に初出展
日本テトラパック株式会社は、食品加工や紙容器の充填包装システムの大手サプライヤーとして、2025年9月6日(土)と7日(日)に新潟県の朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで開催される「ぼうさいこくたい2025」に初めて出展することが決まりました。このイベントは、内閣府や防災推進協議会が主催する日本最大級の防災啓発イベントであり、今年で10回目を迎えます。
防災意識の向上を目指すロングライフ牛乳
出展の背景には、日本で頻発する自然災害があり、特に災害時に孤立した集落における物資供給の課題が存在します。災害直後は物流が混乱しがちで、その結果、栄養バランスの偏った食事になることが多くなります。こうした状況を受け、日本テトラパックは、長期常温保存が可能なロングライフ牛乳に注目。日常生活の中で取り入れやすい防災備蓄食品としてプロモーションを行います。
ロングライフ牛乳は、備蓄食品としてだけでなく、災害時には調理せずにそのまま飲むことができる手軽さが特長です。家庭や学校、避難所など、さまざまなシチュエーションで利用できるため、防災対策としての大きな可能性を秘めています。日本テトラパックは、このロングライフ牛乳を通じて「ローリングストック」という防災習慣の普及を図っています。
ロングライフ牛乳の特性
ロングライフ牛乳は、アルミ箔やポリエチレンを重ねた特殊な紙容器に充填されており、光や酸素から中身を守るため、その劣化を最小限に抑えます。アセプティック充填技術により、冷蔵庫がなくても長期間保存できるため、非常食として非常に優れた選択肢となりえます。この技術によって保存料を使わず、安心して楽しむことができる食品を提供しています。
毎日の食事に取り入れやすく、開封後すぐに飲める利便性も、災害時における迅速な栄養補給の要素として評価されています。
展示内容と啓発活動
日本テトラパックのブースでは、ロングライフ牛乳に関するさまざまな展示を行います。特に以下の3点を軸にした内容です:
1.
ロングライフ牛乳のローリングストック活用
家庭や学校、避難所でのロングライフ牛乳の活用法を紹介します。
2.
災害時の栄養価
子供から高齢者まで幅広く親しまれる牛乳の栄養価を、災害時における重要性を示しつつ説明します。
3.
製造技術と環境への貢献
保存料を使用せずに長期間保存を可能にした製造技術、物流効率向上や食品ロス削減に対する貢献などを紹介します。
今後の展望
日本テトラパックでは、今回の出展を通じて飲用牛乳の消費拡大を支援し、一般消費者への啓発活動に留まらず、行政や教育機関とも連携していくことを目指しています。特に学校や自治体における防災対策を強化し、「ローリングストック」の理念を推進していく所存です。
この取り組みが、国民の防災意識の向上につながることを期待しています。日本テトラパックは、長期保存可能な食品を通じた災害対策を進め、家庭や学校給食における防災備蓄を促進していきます。
イベント概要
- - 名称: ぼうさいこくたい2025(防災推進国民大会2025)
- - 日程: 2025年9月6日(土)~9月7日(日)
- - 会場: 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター
- - 主催: 内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議
- - 公式サイト: ぼうさいこくたい2025
今年のテーマは「語り合い・支え合い~新潟からオールジャパンで進める防災・減災~」であり、さまざまな団体や企業が共同で幅広い防災対策を打ち出していく予定です。