湘南国際アカデミー、外国籍受験生7名全員が介護福祉士国家試験合格見込み！

神奈川県藤沢市に拠点を置く株式会社アメイジュ（学校ブランド名：湘南国際アカデミー）が開発した、外国籍就労者向けの介護福祉士国家試験対策教育システムが、大きな成果を収めました。2023年1月29日実施の第35回介護福祉士国家試験において、同システム受講者7名全員が合格の見込みとなったのです。

この教育システムは、主に特定技能ビザを持つ外国籍就労者を対象に開発されました。日本語教育（介護に特化した日本語を含む）、介護技術教育（初任者研修、実務者研修）という二本柱で構成されており、国家試験合格に必要なスキルを包括的に育成することを目指しています。

アメイジュがこのような教育システムを開発した背景には、3年前に開始した登録支援事業があります。外国籍就労者の生活における様々な不安を解消するため、同社は教育機関としての強みを活かし、介護現場で活躍できる人材育成に着手しました。

教育システムの特徴

この教育システムは、受講生のニーズに寄り添った柔軟な設計が特徴です。
段階的な学習: まずは日本語能力試験N2合格を目指し、その後、介護福祉士国家試験対策へと移行します。
実践的な学習: 試験に即した模擬試験を複数回実施し、実践的なスキルを養います。
* 柔軟なスケジュール: 週2回、1時間ずつの授業を、夜間にも複数回実施することで、多様な勤務形態の受講生にも対応しています。

高い合格率の背景

今回の高い合格率は、この教育システムの有効性を示す大きな証拠です。合格見込み者7名全員がN2を取得済みであり、段階的な学習アプローチが功を奏したと考えられます。受講期間は最短9ヶ月と、効率的な学習を実現しています。

介護福祉士資格のメリット

介護福祉士資格取得は、外国籍就労者にとって大きなメリットがあります。在留資格を「在留資格介護」に変更でき、日本での長期滞在、ひいては永住の可能性も開かれます。雇用者にとっても、長期雇用によるスキル向上や管理職登用への道が開けるなど、多くのメリットがあります。

今後の展望

現在、この教育システムへの受講希望者は増加しており、アメイジュは更なる人員増強など、需要拡大への対応に力を入れています。今後、ますます多くの外国籍就労者が介護福祉士として活躍できるよう、教育システムの更なる発展が期待されます。

株式会社アメイジュの概要

アメイジュは「湘南国際アカデミー」ブランドで介護関連講座、職業紹介事業、登録支援事業、日本語教育事業などを展開しています。神奈川県藤沢市に本社を置き、県内各地に校舎を展開しています。

まとめ

湘南国際アカデミーの取り組みは、介護業界における人材不足解消に貢献するだけでなく、外国籍就労者の社会参加促進にも大きく寄与するものと言えるでしょう。この教育システムの成功は、今後、多様な人材が活躍できる社会を作る上で、重要なモデルケースとなる可能性を秘めています。