産後うつに光を当てた縦型ショートドラマ『Little Light』が国際映画祭で最優秀賞受賞

株式会社SANTAMが製作した縦型ショートドラマ『Little Light』が、イタリア・ローマで開催された第8回ヴァーティカルムービーフェスティバルにて最優秀作品賞を受賞しました。この映画祭は、縦型ムービーをメインカテゴリーとして位置づけ、革新的なクリエイティブ作品を集める国際的な舞台です。

『Little Light』は、産後うつをテーマにした物語で、主人公がAIカウンセラーや家族の支えを通じて心の回復を見つける様子を描いています。作品はそのポップで鮮やかな視覚表現と共感を呼ぶストーリーテリングによって、観客を心の深い部分へと誘います。特に、審査員からの評価も高く、鮮やかな衣装による視覚的な対比や、主人公の繊細な感情を表現した演技が目を引きました。

映画は15年間にわたる女性の心の旅路を追いかけ、育児という孤独な経験の中での感情の揺れ動きを丁寧にリプレイしています。たくさんの母親たちが直面している見えにくい孤独感や心の不安を訴え、この作品を通して「一人で抱え込まないで」といったメッセージを届けることを目的としています。また、これを機に多くの人が育児に関する理解を深め、お互いに寄り添う必要性を感じてもらいたいとの思いも込められています。

『Little Light』は、SANTAMが掲げる「より豊かで安心できる子育て環境の実現」という理念を映像で体現した初の作品です。これまであまり語られてこなかった産後うつというテーマに真剣に向き合い、映像を通じて多様な立場の人々と共感し合えるきっかけを作りたいと考えています。

観客の反響も大きく、映画を見終えた後には感情の視覚的な表現に気づくことができたという声が寄せられています。これからも、この作品を起点にして、子育てや女性のライフイベント、心の変化などのテーマを広げていく方針です。社会的な課題を映像の力で見える化し、より良い社会を作るための活発な活動を続けていくつもりです。

また、現在『Little Light』の第1話がYouTubeで公開中で、続きはSANTAMが運営する「Waiting Answer」で視聴可能です。このプラットフォームでは占いや気になる女性特有のテーマを扱ったコンテンツが豊富に揃っています。視聴後は、少しでも身近な人々との理解が深まるきっかけになれば嬉しいと考えています。

『Little Light』は、登場するキャラクターたちに通じる多くの感情を視覚的に楽しめると同時に、見えにくい課題への理解を深める重要な作品として国際的にも評価されています。今後もSANTAMは、多くの女性とその家族が心身ともに健康でいられるような社会を目指して活動を続けていきます。