次号の『スピン』第14号、特別企画と新連載に期待が高まる!
株式会社河出書房新社から発行されるオールジャンルの雑誌『スピン/spin』第14号が、2025年12月22日(月)に発売予定です。この最新号は、ジャンルを越えた多彩なコンテンツが魅力で、表紙は著名な画家・ポール・コックスの作品があしらわれています。また、歌人の穂村弘が紡いだ短歌も、読者を引き込む要素の一つとなっています。
「紙」の魅力も満載
この号の特徴は、紙の専門商社・株式会社竹尾の協力を得ている点です。表紙には「ジャンフェルト白」、目次には「ジャンフェルトぶどう」というユニークな用紙を使用し、異なる色のペーパーによって表現された視覚的な違いが楽しめます。微細な染色繊維が織りなす陰影や奥行き感は、実際に手に取らなければ体験できない魅力です。
豪華作家陣による新連載
『スピン』第14号では、豪華な小説連載陣が目を引きます。注目の新連載には、エッセイスト・作家の平松洋子による「ササエさん」があり、戦後市井を生きる母と娘の物語が描かれています。さらに、独学者の読書猿による「複合バイアス──連鎖・併発・ループする認知バイアス」が新たにスタートします。この連載では、現代社会で広がる認知バイアスについて考える内容で、すべての読者にとって刺激的なテーマとなるでしょう。
特別企画とジャンル横断企画
また、創業140周年を祝する特別企画「140人・140冊・この1文」も見逃せません。選りすぐりの19名の選者による提案があり、それぞれのお気に入りの一文を通じて作品の世界観を深く知ることができます。さらに、「真夜中」をテーマにしたジャンル横断企画もあり、小説、詩、短歌、俳句、エッセイなど、多様な表現が一堂に会します。
今号の読みどころ
犬怪寅日子や堂場瞬一、浅井音楽といった著名な作家たちが参加しており、彼らの作品は読書好きにとって非常に楽しみなものです。特に、堂場は警察小説の新作を提供するようで、そのストーリーに一層の期待が高まります。
ひと味違ったエッセイとコラムも
エッセイでは、アートバー『星男』のオーナー・櫻田宗久や、編集者でスローニュース代表取締役の瀬尾傑など、多彩な執筆者がそれぞれの視点から「生」や「仕事」についての思いを語ります。また、人気の連載エッセイや書評も充実しており、読者は多様な内容を楽しむことができるでしょう。
年末に読書の時間を楽しもう
年末の慌ただしさの中、日常に読書の「栞」を加えることで、心豊かな時間を持つことができるはずです。 来年2026年には河出書房新社が創業140周年を迎えます。『スピン』とともに、この特別な年を迎え入れましょう。
新聞やSNSでの情報更新も随時行われる予定ですので、乞うご期待です!