「Mizuhiki スイート」デモ環境に公的認証機能導入を発表

Japan Smart Chainの「Mizuhiki スイート」とは

このたび、ポケットサイン株式会社が提供する「PocketSign Verify」が、Japan Smart Chain（以下JSC）に構築されたモジュール形式のトラストスイート「Mizuhikiスイート」のデモ環境に導入されることが発表されました。

マイナンバーカードの本格活用

「Mizuhiki スイート」は、AltX Research株式会社が開発した日本発のブロックチェーン技術を基にしています。特に、マイナンバーカードの公的個人認証サービス（JPKI）を活用することで、高いセキュリティを誇る本人確認が実現しました。これにより、アプリケーション開発者は、ユーザーの本人確認を迅速に行うことができるようになります。これは、今までの本人確認の手法に比べ、信頼性とスピードを両立させた画期的な試みと言えるでしょう。

UI/UXの向上

このサービスの最大の魅力は、ユーザーエクスペリエンスの向上です。具体的には、マイナンバーカードをスマートフォンにかざして暗証番号を入力するだけで、瞬時に本人確認が完了します。この簡便さは、ユーザーにとって大きな利点であり、従来の本人確認手法に比べ、圧倒的なスピード感を持っています。

安全性の徹底

ポケットサインが採用した公的個人認証のシステムは、なりすましや不正利用を未然に防ぐための設計がなされています。マイナンバーカードのICチップは高いセキュリティを持ち、データの偽造は非常に困難です。このため、他の本人確認手法で可能となる不正な行為を防ぐことができるのです。

規制対応の強化

JSC上での開発は、規制に準拠した形で進むため、開発者にとっても安心です。「Mizuhiki スイート」の活用により、さまざまなアプリケーションを構築できるだけでなく、公的個人認証を活用したeKYCの実行もスムーズになります。

事業者向けプラットフォームとしての機能

ポケットサインの「PocketSign Verify」は、さまざまなスマートフォンアプリケーションに組み込むことができるAPIサービスを提供しています。このことで、電子署名技術を用いた新たな本人確認が実現し、ユーザー体験の向上やコスト削減につながります。また、スマホJPKIへの対応も完了しており、マイナンバーカードを使用しない形での認証も可能です。