新たな集合住宅の開発
2025-06-27 11:34:32

住友林業とHines社が共同開発するヴァージニア州の集合住宅プロジェクト

住友林業とHines社が共同開発するヴァージニア州の集合住宅プロジェクト



住友林業株式会社と中央日本土地建物株式会社、さらには米国の大手開発会社Hines社が協力し、米バージニア州で新たな賃貸用集合住宅プロジェクトを展開することが決定されました。このプロジェクトは、多様な住環境を提供し、さらに持続可能な開発を目指すものです。

プロジェクトの概要


この集合住宅は、465戸のユニットを持ち、2025年7月に着工し、2027年4月からの賃貸開始を予定しています。建物は6階建てで、ポトマック川を望む立地条件が魅力となっており、居住スペースだけではなく共用施設も充実しています。特に、コワーキングスペースやプールなどが入居者の生活の質を向上させるでしょう。ターゲットとなることから、若いビジネスパーソンやカップルだけでなく、ファミリー層や中高年夫婦にも対応できる間取り設計が施されています。

上部の階(5階)は、コスト削減を実現するために木造枠組壁工法を採用しています。一般的に木造建築は、エンボディドカーボンを削減できる特徴があり、このプロジェクトも長期的な脱炭素化に貢献します。これは、木材がCO2を貯蔵する特性を活かしており、持続可能な住環境を提供するための基盤を作っています。

開発区域の特徴


新たに開発される住宅は、バージニア州北部のプリンスウィリアム郡に位置し、交通の便も良好です。ワシントンD.C.中心部から約50分でアクセス可能で、I-95号線や国道1号線に近接しているため、通勤の利便性が高いと評価されています。周辺には既存の戸建住宅や学校、スポーツ施設やトレイル、さらにはゴルフ場が整備されており、生活基盤も充実しています。

さらに、開発区域内には新たに商業施設やオフィス、ホテルなどの建設が計画されており、これにより更なる生活利便性の向上が期待されています。特に、ワシントンD.C.中心部への通勤路線の新駅が近くに建設中であるため、今後地域の発展が加速することでしょう。

参画の背景


今回の開発は、住友林業グループの100%子会社SFA MF Holdingsと中央日本土地建物の100%子会社Chuo-NittochiⅠLLCが組成した共同事業体とHines社が出資する特別目的会社によって進められます。住友林業は2019年以来、Hines社との宅地開発の契約を進めてきましたが、賃貸集合住宅の開発はこれが初めての試みとなります。また、中央日本土地建物はHines社とのこのプロジェクトを通じて初めての協業です。

企業の長期的なビジョン


住友林業と中央日本土地建物は、環境に配慮した持続可能な開発を推進しています。住友林業は「Mission TREEING 2030」という長期ビジョンを掲げており、CO2の吸収量を増やすこと、また木造建築の普及を通じた脱炭素社会の実現を目指しています。これに対して中央日本土地建物も海外事業への進出を加速させており、環境に配慮した不動産の開発や再生可能エネルギーの活用を推進しています。

まとめ


この新たな賃貸用集合住宅のプロジェクトは、ヴァージニア州での住環境の選択肢を広げるだけでなく、地域全体の発展に寄与することが期待されます。交通の便が良く、生活の質が向上する可能性が高いこのプロジェクトは、住友林業と中央日本土地建物、Hines社が協力して実現する一大プロジェクトとなります。これにより、今後の住宅市場においても大きな影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
住友林業株式会社
住所
東京都千代田区大手町経団連会館8階
電話番号
03-3214-2270

関連リンク

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