ネイチャープレナー設立
2025-08-27 17:24:32

自然と経済の共生を目指す新たな財団「ネイチャープレナー・ジャパン」設立

自然と経済の共生を目指す新たな財団「ネイチャープレナー・ジャパン」を設立



日本の経済と自然の調和を実現するために設立された一般財団法人ネイチャープレナー・ジャパン(NPJ)が、2025年7月の設立を目指して現在準備中です。この新たな財団では、自然領域における起業家型人材、いわゆる「ネイチャープレナー」の育成・支援を中心にすえており、各界の専門家が集う consortium の発起により、その設立が進められています。

ネイチャープレナーとは?



「ネイチャープレナー」とは、自然環境を重視した新たなビジネスを創出し、持続可能な経済の構築を目指す起業家のことを指します。彼らは自然の価値を事業としても成り立たせることが求められており、その活動は経済の新たな主軸として期待されています。NPJでは、自然資本の守護者としての役割を果たす人材を中心に、支援や育成を行い、持続可能な未来を築くことを目指しています。

財団設立の背景と目的



今回の「ネイチャープレナー・ジャパン」の設立は、日本国内におけるネイチャーポジティブな動きの高まりを反映したものです。2021年にはG7サミットにおいて、各国の首脳が2030年までに生物多様性の損失を反転させることを約束しました。この国際的な流れの中で、日本国内でも自然環境を守る意識が高まり、若者を中心にネイチャープレナーに対する関心が急速に広がっています。特に、2024年開始のU35環境起業家育成プログラム「BEE」では、応募が募集事業数の30倍以上となるなど、その需要が伺えます。

NPJの具体的な活動



NPJでは、ネイチャープレナーを支援するために、以下の3つの柱を掲げています。
1. 助成事業の実施
ネイチャープレナーを発掘し、育成するための助成事業を行い、2026年から2030年には10億円規模の基金形成を目指します。
2. プラットフォームの構築
資金だけでなく、人材や知見など多様なリソースを循環させるプラットフォームを全国で構築します。
3. キャリア支援
機会の創出やネットワーク構築を通して、次世代の「ネイチャープレナー」を育成します。

今後の取り組み


NPJは、次世代を担う人材を育成するために「次世代ネイチャープレナー・フェローシップ」に向けたクラウドファンディングを実施中です。このプロジェクトでは、大学生や大学院生を自然に関する先進地域に派遣し、実践的な経験を積んでもらうことを目的としています。特に、2025年8月27日には東京大学にてキックオフ・レセプションを開催予定で、参加者には設立メンバーによるトークセッションや事業紹介の機会があります。

結論



ネイチャープレナー・ジャパンは、自然と経済の共生を目指し、これからの持続可能な社会を築くための重要な一歩です。私たち一人ひとりがその取り組みに参加し、未来を創造していく責任があると言えるでしょう。今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
NPO法人ETIC.
住所
東京都渋谷区東1丁目1番36号キタビルデンス402
電話番号
050-1743-6743

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