新たなフリーランス活用でコンサル業界の民主化を促進する新会社設立

新たな取り組みで方向性を示す

株式会社クラウドワークスが新たに設立した「株式会社クラウドワークスコンサルティング」は、2025年10月1日からスタート予定です。この新会社は、フリーランスの力を借りて「コンサルの民主化」を目指し、中小企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させることを目的としています。

フリーランスの可能性

クラウドワークスは、登録ユーザー700万人、登録企業100万社という巨大なプラットフォームを抱えています。この膨大なデータベースを活用し、700万人以上のフリーランスから適材適所で人材をアサインすることで、各企業が抱える「実行人材不足」「予算不足」「戦略不足」という3つの問題を解決しようとしています。

特に中小企業にとって、DXは業務の効率化や競争力の強化に不可欠な経営課題。クラウドワークスコンサルティングは、これを実現するために専門性の高いコンサルタントを新たに雇用し、透明性のあるフラットなサービスを提供します。

資質にこだわった人材の採用

新会社には、アクセンチュアやデロイトトーマツコンサルティング出身のプロフェッショナルが集結しています。元々大手で得た多様な経験を元に、10名の経験豊富なDXコンサルタントがチームを構成し、2026年度までにはさらに100名への拡大を目指します。彼らの強みは、中小企業が抱える具体的な課題に対し、実行力を発揮しやすいフレームを構築することです。

参画するコンサルタントたちには、特に成果に結びつく実績があります。たとえば、デロイト出身のコンサルタントは、新規事業とDXに精通し、独自のビジネスモデルの共創をリードしてきた実績があります。また、アクセンチュア出身のコンサルタントは、年間6.5億円のコスト削減を達成した実績を持ち、多方面でのプロジェクトを手掛けてきました。

中小企業が直面するDX課題

- 実行人材不足: IT人材が不足し、DXを専門に担当する社員を確保することが難しい中小企業には、クラウドワークスの人材データベースが効果的です。
- 予算の不足: フリーランスの活用により、予算に応じた柔軟なメニュープランを設計しやすくなります。
- 戦略の不足: 大手コンサルファーム出身者による高品質な戦略支援を受けることで、企業が抱える本質的な課題を明確化し、解決に向けての道筋を描けます。

展望

2026年度までには、売上高100億円を達成することを目指す新会社。「株式会社クラウドワークスコンサルティング」は、デジタルトランスフォーメーションにおける中小企業の障壁を取り除き、広くアクセス可能なコンサルティングサービスを提供することで、経済界に新しい流れを創出していくとしています。中小企業は日本の経済を支える重要な柱であり、彼らがDXを推進することで、日本全体の競争力向上に寄与することを目指しています。