小川珈琲株式会社が総合大賞に輝くフェアトレード・ジャパン・アワード2025

2025年11月13日、東京都中央区で開催された「第2回フェアトレード・ジャパン・アワード」において、小川珈琲株式会社が総合大賞に輝きました。このアワードは、フェアトレードの推進に優れた貢献をした企業や団体を表彰するもので、今回の受賞は同社の取り組みの素晴らしさを讃えるものです。

フェアトレード・ジャパン・アワードとは

認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンが主催するこのアワードは、日本国内でのフェアトレード推進活動において、特に優れた功績を上げた企業や団体にその名誉を与えるものです。アワードの背景には、国内外での生産者支援、地域連携、環境保護などによる社会へのポジティブなインパクトが含まれています。

今年度は、環境問題や社会的課題に対する意識が高まり、多くの企業がこの理念に基づき活動していることから、220以上の企業・団体が国際フェアトレード認証に参加しています。市場規模は215億円を超え、年々成長を続けています。

小川珈琲の功績

小川珈琲株式会社は、2003年に国際フェアトレード認証を取得し、その後家庭用から業務用までのフェアトレードコーヒーを幅広く展開。特に、同社が主催するフェアトレード月間キャンペーンや、直営店舗及びオンラインによる消費者啓発活動など、積極的な取り組みにより、日本国内でのフェアトレードの普及に大きく寄与してきました。

同社の取締役経営企画室室長、小川雄次氏は、「フェアトレードコーヒーはおいしさが求められるが、これからもその両立に努めていきたい」と語ります。おいしいコーヒーを通じて消費者にフェアトレードの価値を伝え、社会に根付かせることを目指しています。

アワードの受賞者と表彰内容

今回のアワードでは、小川珈琲株式会社が総合大賞を受賞した他にも、特定部門での賞が設けられ、以下の企業がその栄誉を受けました。

- セールス（コーヒー）部門

- ゴールド賞：小川珈琲株式会社
- シルバー賞：キーコーヒー株式会社
- ブロンズ賞：株式会社キャメル珈琲

- セールス（コーヒー以外の産品）部門

- ゴールド賞：イオントップバリュ株式会社
- シルバー賞：エスビー食品株式会社
- ブロンズ賞：株式会社トレードワークス

- トレーダー部門

- ゴールド賞：ワタル株式会社
- シルバー賞：住商フーズ株式会社
- ブロンズ賞：伊藤忠商事株式会社

賞は他にも多くの部門が設けられ、企業や団体がそれぞれの取り組みを評価されました。受賞企業各社はそれぞれに特色あるプロジェクトを展開し、地域貢献や環境意識の向上に努めています。

おわりに

フェアトレード・ジャパン・アワードは、社会に対する貢献を称える重要なイベントとなっており、今後も継続的にこのような取り組みが広がっていくことが期待されています。小川珈琲を始めとする受賞企業の活動は、フェアトレードの理解と促進に寄与しています。

参加企業の公式写真はこちらからダウンロード可能です。アワード開催の詳細な背景や目的については、今後も広く周知されることでしょう。