東生野中学校生徒が生み出した新味あられ「焼肉もどき」販売決定！

新しいあられの誕生

2024年の年末、大阪市生野区にある東生野中学校の1年生たちが生み出した新感覚のあられ「焼肉もどき」が販売されることが決定しました。この商品は、仁の蔵の工場直売会にて2024年12月26日から28日の間に取り扱われます。この企画は、地域のものづくりを未来の職業体験として活かす取り組みの一環で、学校の授業として行われました。

プロジェクトのスタート

この企画は、2024年6月に始まり、東生野中学校の1年生全員が18グループに分かれて、それぞれのアイデアを出し合いました。その中で学生たちは、自分たちが考えたあられが「誰に」「どんな時に」食べられるかを考えることが求められました。

たくさんのユニークなアイデアが出ました。例えば、普段のストレスを軽減するために甘いあられを提案したり、仕事を頑張る人のためのビールのおつまみを考案したり、さらにはアイスクリームに合うスプーン型の抹茶あられを作りたいという声もありました。

焼肉もどきの決定

その結果、選ばれたのはグループ名「おいしすぎてきびしいって。」の考案による「焼肉もどき」です。このあられは、焼肉のような味や形を狙い、網目模様を施すなど、工夫が随所に見られ、実現可能な範囲として評価されました。

商品化の過程では、生徒たちがシールデザインやPOP、PRポスターの作成に関与し、商品の見た目や売り方も考える勉強をしました。

試作と改良

製造は昭和32年創業の仁の蔵が担当。9月中旬から試作が始まり、色合いや網目のデザインが調整されました。しかし、焼肉の風味がしっかり再現されず、何度も試作が繰り返されました。

試作品の中では、味が塩辛すぎたり、逆に風味が薄かったりする問題もありましたが、5回の試行錯誤を経て、最終的に大満足できる焼肉の風味を実現しました。