物価高で模索する卒業旅行、Z世代のリアルな声とは

最近の調査によると、25卒の現役大学生の76%が卒業旅行に行く意向を示しています。しかし、思わぬ障害が彼らの旅行計画に影を落としています。それは、海外旅行の物価高です。

卒業旅行に行く学生たち

今回の調査は、株式会社RECCOOが運営するクイックリサーチサービス『サークルアップ』が行い、500人の大学生に卒業旅行について聞いた結果をまとめています。行くと答えた76%の学生の中で、47%が1回の旅行を計画し、21%が2回といったように複数回の旅行を検討していることがわかりました。

行き先の選択

行き先については、卒業旅行に行く学生の中で、43%が「国外のみ」、36%が「国内のみ」、21%が「国外と国内両方」を選んでおり、約6割以上が海外旅行を希望しているという結果が出ました。近年、大学生のコミュニティが広がり、友人同士での旅行が一般化する中、海外での卒業旅行が人気を博している現状が見受けられます。

物価高の影響

しかし、海外の物価高が大学生の卒業旅行計画に影響を与えていることが調査によって明らかになりました。69%の現役大学生が物価高の影響で旅行が困難になっていると答え、本来の予定に変更が生じています。実際に、「海外の物価上昇のために旅行プランを変更した」とする学生は24%に達しました。

旅行プランの変更

計71%の学生が物価高の影響を受けていると考えられます。具体的には、44%が「安いプランで海外に行く」、29%が「予定通りに海外に行く」、24%が「海外をやめて国内旅行に変更」、3%が「旅行をやめた」と回答しています。このように、物価の上昇は多くの大学生の卒業旅行プランにネガティブな影響を与えていることが明らかになりました。