フラワーロス問題への取り組み
花の廃棄、いわゆるフラワーロスが年間で10億本を超える現状をご存知でしょうか。この問題は、化粧や贈り物としての花の需要が減少し、供給過多になった結果、廃棄される花が増加していることが原因です。生産者や販売者にとっては、経済損失も大きく、1,500億円に達すると言われています。特に、規格外の花は市場に流通しないため、廃棄される割合が高いのが現実です。
そんな中、株式会社MITSUME(所在地:大阪市淀川区)が新たなスタイルのフラワーアレンジメントを提案しています。それが、「シャンデリアドライフラワー」です。廃棄される予定だった花をアレンジし、幻想的なシャンデリアに transform することで、この美しいインテリア商品が注目を集めています。
シャンデリアドライフラワーの魅力
この新しいアプローチでは、手間をかけて花をドライフラワーに加工し、照明器具にデコレーションします。結果として、従来の生花よりも長持ちし、どの花も無駄にせず活用できるのが特徴です。また、部屋に自然の美しさを取り入れることができ、見た目も大胆で独創的です。
株式会社MITSUMEの取り組みにより、ドライフラワーの売上は4年間で12倍に増加しました。地域の農家からは「規格に合わない花を捨てずに買い取ってくれるので、とても助かっている」との声も寄せられています。
新作発表会の開催
MITSUMEは、2024年9月21日から23日までの間、グランドリニューアルオープンおよびドライフラワー新作発表会を開催することを発表しました。新しい店舗の完成を記念して、様々な新作ドライフラワーのシャンデリアが公開され、さらには新作フラワーギフトも先行発売される予定です。来店された方全員にドライフラワーギフトが贈呈される特典もあります。
企業の変革と未来の可能性
代表取締役の山口透氏は、「ドライフラワーを活用することで、花の新たな可能性を見いだせる」と語ります。10年間の生花店経営で、毎日のように大量の花を廃棄することに心を痛めていた彼が、この問題を解決するために始めたのがシャンデリアドライフラワー事業です。花を育てた農家やお客様、そして自社のスタッフも含め、全ての関係者が幸せを感じられることを目指しています。
働きやすい環境の実現
ドライフラワー事業の所管により、働き方も変わりました。以前は厳しい条件下での作業が多く、離職率が高い業務でしたが、今では快適に働ける環境が整っています。女性が多く活躍するフィールドと化し、持続可能なビジネスモデルへと成長しています。
まとめ
フラワーロスとは何か、そしてそれを解決するための株式会社MITSUMEの取り組みは、今後も業界の変革を促進するでしょう。9月の発表会を通じて多くの方にその魅力が伝わることを期待しています。あなたもぜひ足を運んで、この新しい風を感じてみませんか?