モデュレックスがメセナアワード2025で優秀賞を受賞
東京都渋谷区に本社を置く株式会社モデュレックスは、公益社団法人企業メセナ協議会が主催する「メセナアワード2025」において、優秀賞を受賞しました。この賞は、社会的意義や先駆性に富む芸術文化支援活動を称えるもので、特に同社が支援する「東京女子管弦楽団(Tokyo Women’s Orchestra)」の活動が高く評価されました。
東京女子管弦楽団との取り組み
東京女子管弦楽団は、モデュレックスの発起によって2022年に設立された、日本初の女性音楽家のみで構成されるプロフェッショナルオーケストラです。このオーケストラは、女性音楽家がライフステージの変化、特に出産や育児に直面する中で、演奏活動と家庭の両立が難しい状況を考慮して設立されました。これにより、多くの女性音楽家がキャリアを追求することをサポートし、音楽界の課題を解決するための取り組みが進められています。
モデュレックスは、東京女子管弦楽団に対して資金支援を行い、定期公演もサポートしています。公演では、楽団員が子どもたちに初楽器体験を提供する機会を設けており、母親が演奏する姿を見守る子どもたちの姿も微笑ましいものです。このように、音楽を通じて地域社会とのつながりを深めています。
文化活動と事業の連携
モデュレックスでは、社員と取引先を対象にした「社内音楽会」を定期的に開催しています。この音楽会では、会社の代表者が楽器や作曲の背景について解説し、デザイン部門が空間演出を行います。照明や映像、香り、音、風、味覚といった五感を融合させた演出によって、独自の体験を提供し、社員や取引先とのコミュニケーションを強化しています。
社内音楽会を通じて、モデュレックスは企業のメセナ活動と事業運営を融合させ、クラシック音楽の普及に貢献しています。今回の受賞を機に、今後も社会的な貢献を一層進めていく所存です。
メセナアワードについて
メセナアワードは、企業のメセナ活動を評価し、社会への関心を高めることを目的として設立された賞です。全国各地から優れたメセナ活動が選ばれ、前年度に実施された活動が対象となります。今回、モデュレックスが支援する東京女子管弦楽団の活動が、女性音楽家のキャリア形成に向けた取り組みとして高い評価を得ました。
会社情報
モデュレックスは1973年に設立され、心地よい環境作りを追求する中堅企業です。照明デザインを核に、空調や映像、音響、香りを統合した「統合環境ソリューション®」を提供しています。また、社会課題の解決と企業成長を両立するソーシャルインパクトビジネスとしての取り組みにも力を入れています。
受賞の背景には、女性音楽家のキャリア継続を支援する取り組みと、自社のリソースを活用した新たな音楽体験の提供があります。今後もモデュレックスは、芸術文化を通じた社会貢献を継続していくことでしょう。