東京都が新たに設ける「すくわくナビゲーター園」で保育の質向上を目指す

東京都では、乳幼児の成長を全力でサポートするために「すくわくプログラム」を立ち上げ、さらなる充実を図るために新たな「ナビゲーター園」を募集しています。このプログラムは、2024年3月から全都に展開され、現在でも1,591の幼稚園や保育所で活動が実施されており、今年度はさらに2,750を超える施設での導入を見込んでいます。

「すくわくプログラム」の核となるのが、この「ナビゲーター園」であり、実施園同士が互いに学び合うネットワークを形成することを目的としています。これにより、取組の質を向上させることが期待されています。

参加することで実施園の保育者は他園との見学・情報交換が可能となり、自身の探究活動に役立つ知識やアドバイスを得やすくなります。例えば、専門家によるオンライン相談や、CEDEPが主催する研修への参加ができ、各園のプログラムがより充実することでしょう。また、ナビゲーター園専用の情報発信ページも設けられるため、取組を幅広く知ってもらう機会も得られます。

「ナビゲーター園」の募集は2025年10月10日から30日までとなっており、この期間内に応募をする必要があります。応募要件としては、令和6年度からすくわくプログラムを実施している園で、令和7年度のワークショップに参加したか、動画を視聴した園が対象です。応募方法は、東京都から送られる申込フォームに必要事項を記入することになっています。

このような取り組みは東京の「2050東京戦略」の一環として進められており、特に子供目線に立った政策を推進しています。東京都は、今後もこのプログラムを通じて、子供たちが安心して育つ環境を整え、より良い保育の質を提供することを目指しています。多くの園からの積極的な応募を期待しています。各園にとって、子供たちの未来を考える貴重な機会となることでしょう。