新機能『学ポタ』で採用活動を変革!
最近の就職活動において、学生のエピソードが強調され過ぎているという現象が見受けられます。特に、自己PRやガクチカなどの伝え方において、実際には事実とは異なる脚色がなされがちです。そこで、株式会社履修データセンターが提案するのが、履修履歴を基にした新たな採用支援ツール『履修DB-α』です。このツールに新機能「学ポタ」が追加され、学生の長所を客観的に見極めることが可能になりました。
学ポタとは?
「学ポタ」は「学業場面に表れるポータブルスキル」の略で、学生が学業を通じてどのような姿勢や行動特性を発揮しているかにポイントを置いています。これは、従来の成績やGPAでは測れない、「実践的な力」を示す指標となります。学生が履修データに基づいて選んだポータブルスキルを実際の面接で説明することができ、企業側はその真偽を評価する際に客観的な基準を持つことが可能になります。
開発の背景
生成AIの影響で、自己PRのエピソードが盛られてしまう傾向が強まっている現在、企業はこうした質的な情報に不安を抱えているのが実情です。また、最近の就職活動では、学校生活における行動特性が学生の本質を見極める上で大きなヒントになるとも言われています。このような背景から、履修DB-αに学ポタ機能を導入し、より実績に基づいた選考を実現することを目指しています。
新機能の詳細
『履修DB-α』は、学生が自身の履修情報を登録・送信することで、オンライン上で「学ポタ履修表」を生成します。この学ポタ履修表は、面接時にそのまま使われ、採用管理システムとの連携も行うことができます。学生は、11種類のポータブルスキルの中から最大3つを選び、具体的な根拠を持って自信を持ってアピールすることができます。また、企業側はその履修データを基に、実際の授業の評価レベルや成績証明書だけではわからない情報をもとに判断することができるのです。
導入による効果
この新機能によって、面接時の見極め効率が向上します。エピソードの真偽確認に時間をかける必要がなくなり、履修データを参照することで迅速に判断ができるようになります。また、応募学生が持つポータブルスキルを把握することで、社会人として必要な資質を早期に見極めることができ、企業側にとっても質の高い選考につながります。
学生の期待
調査によれば、多くの学生が学業の成果や行動について評価されることに対してポジティブな意見を持っています。学業場面で自身の長所を問われる面接を受けることに好感を抱く学生が73.2%に達しており、参加者たちはそれによって自分の能力を再認識する機会となったと述べています。
まとめ
今回の『履修DB-α』による『学ポタ』の導入は、採用活動のデジタル化を推進し、学生の本質的な能力を正しく評価する新たな手法と言えるでしょう。今後多くの企業がこのシステムを活用し、より透明性の高い採用を進めることで、より良い人材を見出す手助けとなることが期待されます。
さらに、履修データセンターでは学生と企業の双方に向けて、学ポタに関する無料セミナーを開催予定です。これに参加することで、採用に関する新しい視点を得られるかもしれません。