内定者ダイバーシティ推進研修の新サービス開発
2024年9月に、株式会社ワーク・ライフバランスが新たに導入する「内定者ダイバーシティ推進研修 定額制サービス」が期待されています。このサービスは、内定者や新入社員が抱えるキャリアに対する不安を軽減するためのプログラムで、特に若年層の多様な背景を重視した内容となっています。
研修提供の背景
多くの新卒者が社会人になる前に心配していることは、仕事とプライベートの両立です。特に、厚生労働省の調査によると、男子学生の約80%が育児休暇の取得を希望しているものの、その実績は現状あまり芳しくありません。企業はこのギャップに対応するため、内定者時代からの支援が求められています。今や企業は多様な人材に対して、彼ら自身のキャリアデザインを考える手助けをすることが重要です。
サービスの具体的内容
この新サービスでは、以下の4つの講座がオンラインで提供されます。
1.
父親学級:男性社員向けで、育休の重要性や実際の体験を共有し、父親としての役割を考える機会を揃えます。
2.
結婚・出産とキャリアの両立講座:女性社員がキャリアを継続できるよう、具体的な方法論やデータをもとにアドバイスします。
3.
タイムマネジメント&プレゼンテーション講座:限られた時間の中で高い成果を上げるためのスキル向上を目指します。
4.
DE&I理解促進+勤務間インターバルマネジメント講座:職場の上司に向けた視点から、多様な人材を受け入れるためのマネジメント手法を学びます。
これらは全て自由に受講でき、契約企業の内定者や新社員は人数制限なく参加可能となっています。
期待される効果
この研修により、内定辞退率を減少させ、入社前から自分のキャリアビジョンを描く機会を提供できます。また、キャリアの両立に対する不安を和らげることで新入社員が安心して職場に馴染むことができるでしょう。特に、新しい働き方や業務管理に対して現役の上司たちがリスキリングを受けることで、若手社員をしっかりと育てる体制が整います。
先行特別セミナー
本サービスの開始に先立って、2024年8月28日に小室淑恵代表によるオンライン講演が開催されます。このセミナーでは、内定者向けにどのように自分らしく働きつつプライベートを充実させるかについて議論がなされる予定です。
おわりに
新たな「内定者ダイバーシティ推進研修 定額制サービス」は、これからの企業が多様な人材の受け入れを進め、価値ある社会人として成長を促すための重要なステップ。不安を抱える内定者や新入社員への支援が、企業全体の革新にもつながることでしょう。これからの研修プログラムに期待が寄せられます。