北九州発の新たな挑戦「TEAM FAB」
2026年5月、株式会社TEAM FABが福岡県北九州市に設立されました。これは、西日本フィナンシャルホールディングスグループのイジゲングループと株式会社戸畑ターレット工作所が共同出資した結果生まれた新会社です。TEAM FABは、製造業向けのDX支援サービス「カイゼン丸」を駆使し、地域のものづくり企業の生産性向上に寄与しようとしています。
TEAM FABの設立背景
日本の製造業は、卓越した技術力を誇る一方で、深刻な人手不足や技能継承の問題、さらにはデジタル化への対応が求められています。地域の製造企業はDXを目指すものの、多くは「何から手をつければいいのか分からない」といった困難を抱えています。これを受け、TEAM FABはイジゲングループ株式会社のIT・DXの専門知識と、戸畑ターレット工作所の現場改善ノウハウを融合させた、製造業特化型のDX支援会社として始動しました。
「TEAM FAB」に込めた理念
TEAM FABという名称には、「TEAM Fabrication(ものづくりのチーム)」や「TEAM Fabulous(素晴らしいチーム)」といった二つの意味合いが込められています。私たちは「中小モノづくり企業を、一つのチームに」をビジョンに掲げ、企業間の知識や成功事例を共有し、日本の製造業が共に成長できる環境を目指します。単なるシステム導入に留まらず、連携を促して、日本のサプライチェーン全体の競争力向上に貢献する展望を持っています。
DX支援サービス「カイゼン丸」とは
「カイゼン丸」とは、TPS(トヨタ生産方式)に基づき、IoTやAIを活用した製造業向けのDX支援サービスです。単なるデータ取得だけでなく、モノと情報の流れの可視化やボトルネックの特定、改善テーマの抽出、さらには改善活動の伴走支援まで一貫して行います。これまで金属加工やプレス加工、繊維製造業などにおいて多大な成果を上げてきました。
各社の役割
株式会社TEAM FAB
両社の強みを融合し、IoT・AI・現場改善を組み合わせた伴走型DX支援を通じて、地域のものづくり企業の生産性向上に寄与します。
イジゲングループ株式会社
これまで培ってきたDX支援のノウハウを活かし、TEAM FABの事業成長をPRや拡販の面で支えます。
株式会社戸畑ターレット工作所
実際の製造現場を提供し、長年にわたって培った現場改善の知見を用いてサービスの高度化と現場改善を進めます。
代表取締役平畑輝樹の想い
平畑氏は自動車メーカーやスタートアップでの経験から、日本の地域製造業が持つ世界に誇る技術力を実感しつつも、企業間のつながりの不足や成功事例の共有が不足している現状を憂いています。TEAM FABは、企業同士や人、データがつながることで「一社だけのDX」から変革し、地域や日本全体の製造業の成長を実現することを目指します。
まとめ
TEAM FABは、日本のものづくりの未来において重要な役割を果たすことを目指し、地域の企業と共に成長していくことを宣言しています。今後の取り組みに期待が寄せられる中、地域経済への寄与や製造業の競争力向上に向けた具体的な提案が注目されます。