山本純一が描く北の大地の宇宙、写真展「カムイの天空−宇宙の聲−」

山本純一の宇宙感溢れる写真展

2025年5月22日から6月4日まで、東京都のアイデムフォトギャラリー［シリウス］にて、山本純一による写真展「カムイの天空−宇宙の聲−」が開催されます。この展覧会は、彼が北海道の大自然をテーマに、宇宙に煌めく星々と大地の美しさを捉えた作品を展示します。

壮大な宇宙を感じる瞬間

北海道は、何世代にもわたって受け継がれてきた原始的な風景が残る地です。山本氏は、この地で撮影した写真を通じて、星空が私たちにもたらす美しさを表現しています。特に、彼は夜空が広がる瞬間に注目し、太陽が沈み星々が瞬く様子を詳細に捉えています。

「1日の半分は夜」という彼の言葉通り、夜がやってくると周囲は静寂に満ち、宇宙とのつながりを感じさせます。岩礁が月に照らされ、鳴り響く波の音が夜の静けさを際立たせます。また、漆黒の空に描かれる天の川や流れ星の美しさも、作品の中で際立っています。

10年の時を経て

この展示のために山本氏は、過去10年にわたり北海道の自然を取材し続けました。デジタルカメラの高感度特性を駆使して、夜空の美しさをできるだけリアルに伝えるために多くの努力を重ねてきました。しかし、急速な都市化や光害、人工衛星の増加により、かつての美しい星空が失われつつある中で、彼の写真はその尊さを強調しています。

「この美しい宇宙と大地の調和を、一人でも多くの人に体感してほしい」という山本氏の願いが込められています。

写真展の詳細

展示される作品は、およそ40点。全紙、全倍、メーターサイズの作品が含まれます。写真展の期間中、会場では作品の詳細な解説や、訪問者に向けたトークイベントも予定されています。

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