2025年グリーンプリンティング認定制度の発表
2025年9月2日、一般社団法人日本印刷産業連合会が2025年度のグリーンプリンティング(GP)認定制度における受賞企業を発表しました。このGP認定制度は、印刷業界の環境配慮を推進することを目的としており、企業や団体の取り組みを広く称賛するものです。
環境への貢献を称える受賞制度
今回の発表では、2025年度における「GP環境大賞」、「GPマーク普及大賞」、「GP資機材環境大賞」の3つの賞が授与される企業が明らかにされました。表彰式は、2025年10月15日(水)に東京・神保町の出版クラブホールで行われる予定です。
GP環境大賞
GP環境大賞は、印刷業界が持続可能な環境への配慮を促進することを目的に設立された制度で、今回の受賞企業は特に優れた取り組みを行っていると評価されました。2024年度には、GPマークを表示した印刷製品の発注が最も多かった企業が選ばれます。受賞の部門は「一般印刷」と「パッケージ印刷」の2つに分かれており、今後の環境活動に最大の賛辞を表す「GP環境大賞ゴールドプライズ」も設けられています。
2025年のGP環境大賞には、以下の企業が選ばれました:
- - 株式会社あわしま堂(ゴールドプライズ受賞)
- - 株式会社教育芸術社(一般印刷の部)
- - 日本航空株式会社(一般印刷の部)
- - 竹下製菓株式会社(パッケージ印刷の部)
GPマーク普及大賞
続いて、GPマーク普及大賞は、GPマークを表示した製品の生産に最も貢献した印刷会社が表彰されます。
受賞企業は以下のとおりです:
- - 株式会社北四国グラビア印刷(ゴールドプライズ受賞)
- - 六三印刷株式会社(ゴールドプライズ受賞)
- - 宝印刷株式会社(オフセット印刷部門)
- - 丸正印刷株式会社(オフセット印刷部門)
各部門において受賞企業が選ばれており、一部では過去の受賞者も対象に含まれています。
GP資機材環境大賞
最後に、GP資機材環境大賞は、印刷工場の環境負荷の軽減と作業環境の改善に積極的に貢献している資機材メーカーに与えられます。2025年度における受賞企業は以下です:
- - 日本シーマ株式会社(資材部門)
- - 株式会社リコー(機材部門)
環境へ向けた業界の取り組み
これらの受賞は、印刷業界におけるサステナビリティの重要性を強く示しています。SDGsの目標「つくる責任、使う責任」に向けて、各企業が環境への配慮を実行しています。
GPマークは、環境に配慮した印刷製品を示す総合ラベルとして広く利用されており、年間約1900社がこのマークを表示しており、累計で約12億部の印刷製品が環境に配慮した形で製造されています。このような取り組みを通じて、印刷業界の環境意識は着実に高まり、より良い未来に向けた道筋が整えられています。
今後もGP認定制度の認知は高まり、印刷業界全体が持続可能な発展に寄与することが期待されます。詳細な情報は、一般社団法人日本印刷産業連合会の公式サイトで確認できます。