富士通ゼネラル製ウェアコンの販売開始
EMソリューションズ株式会社は、社会問題にもなっている暑さ対策を強化するため、富士通ゼネラルが開発した「ウェアコン」の販売を開始しました。この製品は特に工事現場など、さまざまな業界での使用が期待されています。
現場の暑さ対策に潜む問題
近年、働く環境の暑さ対策は重要な課題となっています。今まで現場で使われてきた対策の一部には、スポットクーラーや扇風機、ファン付き作業服、ネッククーラーなどが含まれますが、これらには一部の限界があります。
例えば、外気温が異常に高いときには、これらの機器が思うように冷却効果を発揮できない場合があります。また、風が届きにくい環境ではその効果も薄れるため、常に最適な環境を作り出すことが難しいのです。音が気になる環境では、ファンの騒音も問題になり、使い方が制約されることもあります。
「ウェアコン」の特長
新たに販売される「ウェアコン」は、東京大学の名誉教授である板生清氏の研究に基づいて開発されました。富士通ゼネラルはすでに800社以上の企業でこの製品の導入実績があり、その効果は高く評価されています。ウェアコンは最大-20℃の冷却能力を有し、首周りに装着することで頸部を直接冷却します。
この製品は、富士通ゼネラルの先進的な空調技術を活用しており、熱交換器や内蔵された水循環システムにより、40℃もの厳しい環境でもその冷却性能を発揮します。これにより、労働者は暑さによる不快感を軽減し、作業効率を高めることが期待されます。
さらなる利点と機能
ウェアコンの特長として、年間を通じて利用可能な冷暖房機能が挙げられます。寒い季節でも温かさをキープし、年間を通じて安全で快適な職場環境を提供します。また、圧倒的な冷却性能を持ちつつ、省エネルギー性にも優れており、バッテリー一つで最大7時間の連続稼働が実現されているため、従来の冷却機器よりもエコノミーです。
さらに、この製品は内蔵のサーモモジュールによって冷暖房の切り替えが可能であり、首の3ヶ所を重点的に冷却することができます。
今後の展開
EMソリューションズは、富士通ゼネラルとの協業によって、暑さ対策に向けた新しいソリューションを提供していく考えです。新しいウェアコンは2025年9月17日(水)から19日(金)までの3日間、千葉県の幕張メッセにて開催の「脱炭素経営EXPO【秋】2025」で展示されます。
現地では実機を見て触れることができ、装着体験を通じてその効果を実感することができます。この機会に、暑さ対策の新しい選択肢として「ウェアコン」を体験してみてはいかがでしょうか。
会社背景
EMソリューションズ株式会社は、再生可能エネルギーの導入支援を行うエネルギーエンジニアリング企業です。今後も持続可能な社会の実現に向けたソリューションを提供し続けることでしょう。