EV商用車の出展
2023-10-20 12:11:31
ヤマト・インダストリーとIATがEV商用車を発表、ジャパンモビリティショー2023へ出展
ヤマト・インダストリー、IATと連携しEV商用車を披露
2023年10月25日から開催される「ジャパンモビリティショー2023」にて、ヤマト・インダストリー株式会社(以下、ヤマト)と株式会社IATが共同で出展することが発表されました。この取り組みは、ヤマトが新たに設立した「JEMY」ブランドを通じて、リーフ型EV商用車である「EV48」とコンセプトモデルの「T-MAD」を展示するためのものです。
JEMYブランドの誕生
ヤマトは1937年に創業し、長年にわたり樹脂部品と物流機器の製造を行う企業です。近年、自動車業界の変革とともに新たな事業展開が求められる中、ヤマトは2022年にIATと資本提携を結び、EV関連技術の導入を加速させてきました。
「JEMY」は「Japanese Electric Mobility by Yamato Industry」の略で、日本の電動モビリティ文化を牽引することを目指しています。「EV48」は、この新ブランドから初めて市場に出る製品です。
EV48の特徴
EV48は、中国の「金琥汽車(JENHOO Auto)」によって開発された物流用EVで、日本市場向けにカスタマイズされます。貨物輸送専用の設計されており、安全で効率的に荷物を運ぶことができます。その形状は、サイドパネルに窓枠が一切ない滑らかなデザインにより、自由なグラフィック表現が可能です。また、運転席と荷物室には引き戸式のパーティションが施されており、利便性が高まっています。
さらに、日本向けの仕様ではスーパーハイルーフを採用することで、貨物配送作業者が自然な姿勢で移動できるため、身体的負担の軽減が期待されます。EV48の公式な販売はまだ決まっていませんが、BtoB市場をターゲットにしています。
T-MADの魅力
T-MADは、IATが独自に開発したEVプラットフォームを元にした初のフルサイズピックアップトラックのコンセプトモデルです。そのデザインは「未開の地を走破するスペースシップ」と称され、個性的なエクステリアにより、一目で忘れられない印象を与えます。
搭載されるモーターは合計600kWの高出力を誇り、航続距離は最大800kmに達します。車内には多様なシートアレンジやセンタードライビングポジションが採用され、快適なドライブを提供します。
まとめ
ヤマト・インダストリーとIATの協力により、2023年の「ジャパンモビリティショー」で披露される新型EV商用車は、未来の物流業界を変革する可能性を秘めています。両社はEV関連技術と経験を活かし、より良いモビリティを追求していく考えです。この取り組みは、電動モビリティの普及における重要な一歩となるでしょう。
今後の展開が楽しみです。
会社情報
- 会社名
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ヤマト・インダストリー株式会社
- 住所
- 東京都台東区東上野2-14-1マルコーセンタービル3階
- 電話番号
-
03-3834-3111