北海道におけるドローンショー事業拡大へ、ノースドローンショーとD2Garageが提携

北海道内ドローンショー事業の新たな展開

2025年5月30日、株式会社ノースドローンショー（以下、NDS）と株式会社D2Garage（以下、D2G）はパートナーシップ契約を締結しました。この提携により、両社は北海道内でのドローンショー事業の拡大を目指します。NDSは東京都世田谷区を本社とし、北海道の上士幌町に拠点を置く企業であり、D2Gは札幌市に本社を構えています。

目指すは全道でのサービス展開

D2Gは、今回の協力を通じて最新のドローンテクノロジーを駆使した新たなエンターテインメントを提供していく意向を示しています。特に、D2Gが有する既存のビジネスネットワークを活かすことで、北海道全域におけるサービス展開を強化する狙いがあります。

一方、NDSは長年の経験と確かな技術力を基に、より多くの顧客ニーズに応えるためのサービスを充実させる計画です。このパートナーシップは、NDSと札幌テレビ放送（STV）に次ぐ二社目の契約であり、両社は技術革新とクリエイティブな取り組みを通じて、北海道のドローンショービジネスの成長を牽引することを目指しています。

ドローンショーの市場背景

近年、世界的にドローンショー市場は急成長を遂げており、特に花火やスポーツイベント、音楽ライブなどでの演出において重要な役割を果たしています。日本国内でも、ドローンショーが注目されており、日経トレンディの「24年ヒット予測」で1位に輝くなど、全国各地で頻繁に開催されるようになっています。しかし、北海道においては実施件数がまだ少なく、その理由の一つにドローン輸送を含む高コストが挙げられます。

コスト削減の新たなアプローチ

NDSは、北海道内で一定数のドローンを効率的に管理し、必要なだけを車両で輸送することで、大きなコスト削減を実現する計画を進めています。このコスト競争力を武器に、D2Gのクリエイティブなコンテンツプロデュース力を組み合わせることにより、北海道のエンターテインメント市場においてドローンショーをより広く浸透させ、地域住民にとって身近な存在にすることを目指しています。