ロート製薬、2年連続のシルバー+認定を取得
大阪市に本社を置くロート製薬株式会社は、従業員の健康増進を重視し、スポーツ活動の支援に積極的に取り組んでいます。このたび、スポーツ庁より「スポーツエールカンパニー2025」のシルバー+認定を2年連続で受けました。
「スポーツエールカンパニー」とは
「スポーツエールカンパニー」は、スポーツ庁が認定する制度です。特に働き盛りの世代の健康増進を目的として、スポーツ実施を促進する企業に与えられる評価制度です。ロート製薬は、従業員がスポーツに親しめる環境を整えることで、健康経営を進めてきました。平成30年から始まったこの認定制度では、ロート製薬は8年連続で認定され、特に注目されたのは、従業員の週1回以上のスポーツ実施率が70%を超えたことです。これにより、17社限定の「シルバー+」認定を受けることができました。
社是に基づく健康経営の基盤
ロートグループは、総合経営ビジョン「Connect for Well-being」に基づき、社員の健康に向き合う機会を創出しています。このビジョンの実現に向けて、各種施策を展開しており、従業員一人ひとりに健康意識を根付かせることに力を入れています。
健康増進に向けた具体的な取り組み
- - 毎日の体操: 1970年頃から実施している朝の体操は、肩こりや腰痛、転倒防止を目的としています。ラジオ体操に加え、社員の意見を基に新たなオリジナル体操も開発し、始業前に行われているため、社員はリフレッシュした気持ちで仕事に臨むことができます。
- - 体力測定: 2002年から全従業員を対象に行っている体力測定は、健全年齢と実年齢による基準を設けており、健全な体作りを促進しています。2023年度の参加人数は1,767人に上り、目標の達成に向けて継続的な支援を行っています。
- - 「とこチャレ2024睡眠+」やる気アップ: 運動習慣を定着させるためのウォーキングイベント「とこチャレ」に加え、睡眠改善に向けた施策も取り入れています。「1日あたり8000歩・早歩き20分」のウォーキングを行い、所属チームでお互いをサポートしながら、社員の健康促進へとつなげていく取り組みです。
健康経営の今後
ロート製薬が目指すのは、社員が安心して働ける環境づくりです。スポーツへの取り組みを通じて、社員の健康確保に努めるだけでなく、社会全体への健康意識の向上も視野に入れています。2050年以降も「スポーツエールカンパニー」として、持続可能な健康経営の実現に向けた活動を続けていく方針です。
ロート製薬は今後も社員の健康をサポートし、より多くの人々に良い影響を与えることを目指しています。これからも、彼らの健康経営に注目していきましょう。