11月10日は「エレベーターの日」
11月10日は「エレベーターの日」。この日は、1890年に日本初の電動式エレベーターが東京・浅草の凌雲閣に設置されたことに由来しています。日本エレベーター協会は、1979年にこの日を記念日として定め、安全利用の促進を図るキャンペーンを展開しています。
エレベーターとエスカレーターの安全利用キャンペーン
2025年には「エレベーター・エスカレーター安全利用キャンペーン」が実施されます。この取り組みは、エレベーターやエスカレーターの利用における安全意識を高めることを目的としており、全国の公共交通機関や施設において、特別にデザインされたポスターやステッカーを掲示します。これにより、エスカレーターでの危険行動として特に「歩行」を控えるよう呼びかけています。
特に注目すべきは、全国で行われたアンケートによる結果です。5,000人以上の回答者の90%超が「エスカレーターでの歩行は控えるべき」と答えており、年々その意識は高まっています。エスカレーターの歩行をしてしまうことがあると回答した人の割合も、6年連続で減少しています。
安全利用のための取り組み
キャンペーンでは、エレベーター・エスカレーターの利用者が安心して使えるようにするための情報発信も行われます。特に、シルバーカーやベビーカーの利用者には、エスカレーターではなくエレベーターの利用を推奨し、その内容を周知するためのポスターやリーフレットが配布されます。これにより、高齢者や障がい者を含むすべての人が安全に利用するための環境づくりが進められます。
デザインへのこだわり
2025年度のキャンペーンポスターは、協会のマスコットキャラクターであるベータくんとエスカちゃんが登場し、思いやりをもって安全な利用を呼びかけています。このポスターは、協会のホームページからダウンロード可能で、誰でも使用することができるよう配慮されています。
アンケートに参加してプレゼントをゲット!
さらに、2025年11月1日から2026年1月15日まで、エレベーター・エスカレーターの利用者を対象にアンケートを実施します。このアンケートに回答した方の中から抽選で50名に図書カード(1,000円分)がプレゼントされる企画もあり、参加することで、安全意識を高めることができると同時に、素敵な景品を得られるチャンスです。
結びに
「エレベーターの日」を契機に、さらに安全なエレベーターとエスカレーターの利用促進を図る取り組みが注目されています。すべての人々が安心して利用できるために、私たち一人ひとりの意識が重要です。今年もキャンペーンに参加し、身近な安全を考えてみませんか?
詳細な情報は、日本エレベーター協会の公式ホームページで確認できます。