演歌歌手・彩青(りゅうせい、21)が、デビュー5周年記念シングル「さらば桜島」を6月26日に発売した。
同日に東京・虎ノ門金刀比羅宮でヒット祈願&歌唱奉納を行い、新曲の発売を祝った。
彩青は、演歌歌手・細川たかしの愛弟子で、歌、三味線、尺八をこなす〝三刀流歌手〟として人気上昇中だ。
今回の新曲は、6枚目のシングルで、鹿児島県にある「桜島」を舞台に、新たな人生に向けた男心をうたった本格演歌となっている。
カップリング曲の「First Step」は、BSテレ東「THE 名門校」の新テーマソングとして4月からオンエアされている。
彩青にとって初めてのJ-POPソングで、「Ryusei」名義で歌唱している。
ヒット祈願後、境内にある神楽殿で歌唱奉納を行った彩青は、「ヒット祈願は何度かさせていただいていますが、その後に歌唱奉納というのは今回が初めてなので、いつもとは違う緊張感があります。5周年を迎え、6年目に向かってさらに頑張っていかなければと、心が引き締まる思いでいっぱいです」と語った。
神楽殿前には、報道陣に加え、熱烈なファンも大勢詰めかけ、彩青は尺八、三味線などを披露しながら、デビュー曲「銀次郎 旅がらす」、新曲「First Step」、第2弾シングル「津軽三味線ひとり旅」、民謡「鹿児島おはら節」、そして新曲「さらば桜島」の全5曲を熱唱した。
「First Step」について彩青は、「初めてポップスに挑戦させていただきましたが、発声から何もかも違って非常に難しかったです。何よりも難しかったのが、コブシを回しちゃ駄目なこと。レコーディングでは、コブシを1カ所だけ回してしまったところがありますが、(プロデューサーから)演歌感が残せていいねと言ってOKしてくださったので、そこもぜひCDで聴いてみてください」と明かした。
また、「さらば桜島」については、「いままでは北の歌が多かったのですが、九州を舞台にした歌はこれが初めてです。私も故郷・北海道岩見沢市を離れて精進させていただいているわけですが、この歌の主人公も故郷・鹿児島県の桜島を離れて、偉大な西郷(隆盛)さんのように大志を抱いて頑張るんだという夢に向かっていく男をテーマにした1曲になっています。この曲で、(二刀流の)大谷翔平選手の活躍のようにいろんなところで笑顔と元気をお届けできるような歌手になりたい」と意欲を燃やしていた。
「この曲について、細川師匠は何とおっしゃっていますか?」という記者の質問には、「『これからもっともっと歌をきわめていくのにふさわしい素晴らしい曲をいただいたね』と言ってくださいました」と答えた。
彩青の6年目の勝負曲「さらば桜島」は、新たな境地を開く力強い一曲となりそうだ。